「反面教師（はんめんきょうし）」とは？意味と例文が３秒でわかる！

2022-03-10

「反面教師」の意味とは

反面教師（はんめんきょうし）とは、悪い見本として反省材料となる人や事柄を表す四字熟語です。
悪い見本ではあるが、その好ましからざる言動や欠点が、見ている人にとってはかえって役立つことを表しています。

「反面教師」の語源

反面教師は、人民に正しい道を教える「正面教師」に対する言葉で、1957年に中国の毛沢東が行った演説に由来しています。毛沢東は、「組織の中に間違った者がいた場合にその者を排除するのではなく、他の者に悪い見本として見せることで、同じような者が出ないように利用する」のが良いとしました。人々が正しい方向に導かれるためには、正面教師だけでなく反面教師も重要であると説いたのです。

「反面教師」の英語表現

反面教師を英語で表すと次のような表現になります。

・negative example（反面教師）
・You should learn from his negative example.（彼を反面教師とすべきだ）
［出典：ジーニアス和英辞典］

「反面教師」の例文・用例

反面教師を使った例文・用例を紹介します。

SNSでの「反面教師」の使われ方

「我慢しなくていい」と言われ、モヤッとすることがある。

誰かを反面教師に頑張っている場合は、「我慢しなかったらアノ人と同じになる」と葛藤する。
今まで我慢して耐えてきた自分の人生を否定されたように感じて、心がザワザワすることもある。傷つきを隠すために、とっさに反論することもある。

— Poche │心理カウンセラー (@Poche77085714) November 30, 2021

すべてのご縁には意味がある。

世の中にはたくさんの人がいます。

その中でご縁がある人というのは奇跡であり必要な出会いなのです。

TwitterやSNSでのご縁ももちろんです！

そしてあなたを傷つけた人も

「こんなことを人にしてはいけない」

という"反面教師的"なお役目なのかもしれませんね。

— 心理カウンセラーmasa (@masa_counselor) November 27, 2021

「反面教師」の類義語

反面教師の類義語には、「他山の石」などがあります。
「他山の石」とは、「自分の知徳を磨くのに役立つ、他人の誤った言行やつまらない行動のこと」を指します。

「反面教師」の対義語・反意語

反面教師の対義語・反意語には、「手本」や「模範」があります。「手本」や「模範」は、「ならいのっとるべき良い行いや人のこと」を指します。