「ほぼ確」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「ほぼ確」の意味とは
ほぼ確とは、確率が100パーセントに近いという意味です。
「ほぼ確定」や「ほぼ確実」の略で、状況から判断して、何かが決定する可能性やそうなる確率が極めて高い時に使用します。
例えば「ほぼ確で遅刻」というと、遅刻してしまう可能性がかなり高い、多分遅刻してしまうだろうといった捉え方になります。
この言葉は具体的に何パーセント以上のことを指すのか、何割以上なら「ほぼ確」といえるのかといった基準や範囲がはっきり決まっている訳ではありません。
「ほぼ確」の語源
ほぼ確は「ほぼ」と「確定」が合わさった言葉です。
「ほぼ」というのは、完全でなくても完全に近しい状態、おおよそ、おおむねその通りであることを指します。
漢字だと「略」か「粗」と書きます。
ほぼ確の「ほぼ」は、「確定」と合わさることによって確率のことを指す言葉になっていますが、「ほぼ間に合う」や「ほぼ正確」などと時間や質や量の加減を表すこともできます。
また、かなりその程度まで近い状態であることを強調して「ほぼほぼ」と二回繰り返して言う場合もあります。
ただ人によってはとくに強調の意味は込めず「ほぼ」と同じニュアンスで使うこともあります。
ちなみに「ほぼほぼ」は1990年代頃から使用されることが増え、その後も徐々に広まっていき2016年には三省堂新語大賞に選ばれています。
「確定」とは、物事がはっきり定まること、また、はっきり決めることという意味です。
基本的に「かくてい」と読みますが、「かくじょう」と読むこともできます。
「確」は「たしかで間違いないこと」で、「定」は「そうと決めること」や「その通り」を意味します。
「決定」と同義語で、全く同じ意味で使うことができます。
「ほぼ確」の例文・用例
ほぼ確を使った例文・用例を紹介します。
●この調子だと今日の残業はほぼ確 だ。
●明日の試合に勝つことができれば、このチームの甲子園行きはほぼ確だ。
SNSでの「ほぼ確」の使われ方
明日コンビニ行くのほぼ確の人?笑
— DUIF三玖《フォロバ100%》 (@DUIF_na_810) May 20, 2020
というか留年ほぼ確なんだよなぁ
— 29日忘れるなみっくぅ (@mikkuu_san) May 22, 2020
「ほぼ確」の類義語
ほぼ確の類義語は「高確」、「公算大」、「十中八九」です。
高確とは、「高確率」の略で、あることが起こる可能性が高いという意味です。
パチンコでは「確変」と呼ばれる大当り抽選確率が高い状態になっていることを高確といい、またパチスロにおいては、何かしらの当選確率が高いことをいいます。
公算大とは、実現する可能性が高いことや、その予定であるときに使用する言葉で、「こうさんだい」と読みます。
「公算」は「可能性」と同じ意味の言葉で、そのことが起こる確率や見込みのことを指します。
十中八九とは、「じゅっちゅうはっく」と読み、十あるうちの八か九までの割合を指します。
確率が高いという意味で使われる四字熟語です。
「ほぼ確」の対義語・反意語
ほぼ確の対義語は「不確実」、「望み薄」です。
不確実とは、確実でないことや、あやふやではっきりしていないことという意味です。
ビジネスシーンでは、その事柄が確実に起こるかが定かでないことや、どのくらいの確率で起こるのか予測がつかないものを表す「不確実性」という言葉もよく使われます。
望み薄とは、そうなる可能性がとても低く見込みがないという意味で、「見込み薄」ともいいます。