「ファルシー」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「ファルシー」の意味とは
ファルシーとは、中身をくりぬいたり器状にした食材の中に、別の食材を詰めた料理のことです。
「ファルシ」「ファルス」とも表記されます。
「ファルシー」の語源
ファルシーの語源はフランス語の「farcir」です。
和訳すると「詰める」という意味になるため、そこから詰め物料理を意味するようになりました。
「ファルシー」の英語表現
英語では「stuffed(スタッフド)」という言葉が「詰めた、詰め物をした○○」という意味にあたります。
例えばオリーブの種の部分をくりぬいてニンニクやアンチョビを詰めたものは「スタッフドオリーブ」と呼ばれ、日本でもおつまみとして親しまれています。
「ファルシー」によく使われる食材
ファルシーは、中身をくりぬいたときに器のような形状になる食材をケースとして使うことが多いです。
代表的なものにはトマト、かぼちゃ、玉ねぎ、パプリカ、ズッキーニといった野菜が挙げられ、魚介類ではイカが中に詰め物をしやすくなっています。
ゆで卵の黄身をくりぬいて他の食材と和えてから白身に詰め直すレシピや、バゲット(固めのパン)の中身に具材を詰めて焼いたものも「ファルシー」と表現できます。
中身をくりぬくだけでなく、生ハムなどを筒状に巻いてその中に食材を詰めることもあり、非常にたくさんの組み合わせがある料理となっています。
中身に使われる食材にも決まりはありませんが、ひき肉は詰めやすいためよく使われる食材のうちのひとつとなっています。
「ファルシー」に分類される日本の料理
日本でよく食べられている「ファルシー」をいくつかご紹介します。
- ピーマンの肉詰め
- しいたけの肉詰め
- ロールキャベツ
- いか飯
上記以外でも、ちくわにキュウリやチーズを詰めたものもファルシーといえます。
「ファルシー」の例文・用例
ファルシーを使った例文・用例を紹介します。
●韓国料理の「サムゲタン」なんかもファルシーの一種だよね。
●トマトのファルシーは、サラダでも焼いても美味しいうえに見た目も綺麗だからよく作るよ!
SNSでの「ファルシー」の使われ方
オーボンヴュータンはケーキだけではない、すべてを充してくれる夢の場所。アンディーブオジャンボン、トマトのファルシー、牛ほほ肉のワイン煮、いずれも驚くほどの絶品。そのレベルの高さと温かみのある味わいが店内の雰囲気に入り交じりフランスへの情景を誘いまた味わい深く、接客までもが美しい。 pic.twitter.com/gwpczwGGVU
— k-sukehongkong (@ks_honkong) November 2, 2020
今日の夕飯当番。メインは肉じゃがでサイドは椎茸のファルシー?
肉じゃがに白滝買い忘れた〜??痛恨のミス!! pic.twitter.com/52eYwr41H0— ナツメミサヲ@しばし休息……? (@misao_nathume) November 1, 2020
「ファルシー」の類義語
ファルシーの類義語は、「射込み」です。
こちらは和食の用語で、ちくわなど元から空洞がある食材や、中身をくりぬいたり切り込みを入れて器状にしたものに別の食材を詰める料理のことです。
「ファルシー」の対義語・反意語
ファルシーの対義語・反意語はありませんでした。