「泥着」とは?意味と例文が3秒でわかる!

「泥着」の意味とは

泥着(どろぎ)とは、各階において稽古場のあと、廻しを付けたまま力士が羽織る浴衣のことをいい、主に着古した浴衣を利用します。

泥着はいかにも 「相撲場らしく」表現された品物です。
厳しく激しい稽古の後、汗と泥にまみれた体をさっと拭いた後の稽古上がり直後の風呂前までなどに羽織ります。
泥着は決して新品ではなく、何度か着古した着物や、繕った着物であり、いわゆる「普段着の浴衣」とも言えます。
しかしそれをわざわざ「泥着」と呼び、男土俵の生活を感じさせる言葉となっています。
泥着を着たまま買い出しに出る力士もおり、巡業中にも見かける風景です。
泥着に上位や下位などの区別は無く、それぞれが必要なシーンで着用する、毎日の必需品となっています。

「泥着」にまつわる贈り物

角界では、毎年夏場所の事になると、幕内以上の力士がお中元代わりに「粗布」というのし紙をつけて反物を贈る習慣があります。
反物には小さく自分の四股名や部屋の名前が入っており、最近ではデザインも時代に合わせカラフルなものが多くなってきているようです。
「粗布」を貰った側は浴衣を作ったり、余った布で巾着などを作り持ち歩くことが多いと言われています。
また、その浴衣が古くなれば「泥着」として使われ、出先稽古の際にも重宝します。
送り主のセンスがうかがい知れる、たいへん粋な贈り物です。

「泥着」の例文・用例

泥着

泥着を使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

●あの泥着、いったい誰のを着てるんだろう。
泥着がちょっとはだけててキュン死した。

SNSでの「泥着」の使われ方

「泥着」の類義語

泥着の類義語はありませんでした。

「泥着」の対義語・反意語

泥着の対義語・反意語はありませんでした。