「膝が笑う」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「膝が笑う」の意味とは
膝が笑うとは、膝の力が抜けてガクガクしているという意味です。
「膝が笑う」の成り立ち
膝が不安定な様子を「笑う」と表現していますが、この場合の「笑う」は「緩んだりほどけたりする」という意味になります。
そこから、膝のあたりの筋肉が緩む→膝が不安定になる。膝に力が入らなくなり、ガクガクと震える。という状況を表す慣用句となっていきます。
「膝が笑う」がよく使われる場面
膝が笑うという表現が頻繁に使われる場面としては、相撲や登山などが挙げられます。
相撲は日頃から激しい稽古を行うことに加え、力士は通常より大きな胴体を膝で支えるためです。
また、登山は下山の時に気がつくと膝が笑っていた、といったことが多いです。
登りの時に坂道や整備されていない道を歩いたことによる疲れもありますが、下山の際に少しずつブレーキをかけながら降りていく動作に膝まわりの筋力が必要なため、このような状態になりやすいです。
その他のスポーツや、単に歩き疲れた場合でも膝が笑うといった表現は使われています。
「膝が笑う」原因
膝が笑う原因には、太ももを構成する「中間広筋」「内側広筋」「外側広筋」「大腿直筋」の4つの筋肉が関わっています。この4つの筋肉が連動することで、膝を動かしているためです。
特に太ももの内側にある「内側広筋」は、立ち上がったり坂道を下ったりする時に欠かせない「膝を伸ばす」という動作の際、非常に重要な筋肉となっています。
そのため、内側広筋が運動不足などによって衰えていると、ちょっと階段を昇り降りしただけで膝が笑うといった状態に陥りやすくなります。
内側広筋を鍛えるには、屈伸運動やウォーキングなどを日常の中に取り入れることが効果的とされています。
「膝が笑う」の例文・用例
膝が笑うを使った例文・用例を紹介します。
●まだまだ稽古が足りない入門したての力士は、すぐに膝が笑ってしまうんだ。
●久しぶりにたくさん歩くと膝が笑うよね。
SNSでの「膝が笑う」の使われ方
今日も充実した1日でした。半年ぶりの相撲の稽古なので、膝が笑うどころか爆笑してます。
— 応援部長 (@o_bucyo) January 27, 2014
帰ってきたらリングフィットが我が家に実装されてたからちょっとやっけたけど、すでに膝が笑ってる
— 夏野菜 (@natsuyasai7) January 1, 2021
「膝が笑う」の類義語
膝が笑うの類義語は「足が棒になる」です。
こちらは膝まわりに限定せず、立ちっぱなしや歩き続けたことにより足が非常に疲れて、足の筋肉がこわばってしまった状態を指します。
「膝が笑う」の対義語・反意語
膝が笑うの対義語・反意語はありませんでした。