「ウェーバー」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「ウェーバー」の意味とは
ウェーバーとは、メジャーリーグベースボール(MLB)において、球団が所属選手を他球団に放出する際に行われる抽選制度という意味です。
ウェーバー・プロセスとも呼ばれます。
「ウェーバー」の歴史
ウェーバー制度は、毎年12月15日に行われ、ウェーバー・リストに載っている選手を他球団が獲得することができる制度で、1922年に導入されました。
ウェーバー・リストに載る選手は、所属球団が放出した選手で、その選手を獲得したい球団は、ウェーバー・プロセスに参加します。
ウェーバー・プロセスの参加順は、前年の勝率の順番に決定されます。
導入当時のMLBは、全8チームしかなく、弱小チームは優秀な選手を獲得することができませんでした。
しかしウェーバー制度が導入されたことで、どのチームにも優秀な選手を獲得する機会が生まれました。
そもそもウェーバー制度は、MLBの独占禁止法違反を防ぐために導入された制度ですが、現在では、弱小チームが優秀な選手を獲得する機会が生まれたことにより、MLBの競争力を高める制度としても機能しています。
「ウェーバー」のメリット
ウェーバー制度によって、弱小チームが優秀な選手を獲得できる機会が生まれることによるMLBの競争力の向上したことは大きなメリットです。
また、選手の流動性を高め、より活発な移籍市場の形成や、弱小チームが優秀な選手を獲得することで、ファンの増加につながる可能性もあります。
「ウェーバー」のデメリット
しかしながらウェーバーには、弱小チームが優秀な選手を獲得する機会が生まれることによる、強豪チームの優位性の低下につながる可能性があります。
また、選手の流動性が高くなることで、チームの結束力の低下につながる可能性や、ウェーバー制度を利用した不正行為が起こる可能性も指摘されています。
「ウェーバー」の例文・用例
ウェーバーを使った例文・用例を紹介します。
● ウェーバーによって、強いチームの選手を、 弱小チームが獲得できる可能性があります。
●この選手を一番で指名しなくても、 ウェーバーの2巡目でもとれたかもしれない。
SNSでの「ウェーバー」の使われ方
エンゼルスをDFAになり、ウェーバーでオリオールズに移籍したジェイコブ・ウェブの試合前インタビュー、移籍後初登板を3者三振の好投。
ロレンゼンはノーヒッター達成、元エンゼルスのピッチャー大活躍。#Birdlandpic.twitter.com/5fiD2dnX6z— BaseballxMLB (@BaseballxMLB) August 10, 2023
ちなみに、ドラフトがウェーバーに戻ってからのドラ1選手
真弓監督
2008年:蕭投手
2009年:二神投手
2010年:榎田投手和田監督
2011年:伊藤選手
2012年:藤浪投手
2014年:横山投手金本監督
2015年:高山選手矢野監督
2021年:森本投手最近のドラフト1位はレベル高すぎる#阪神ドラフトpic.twitter.com/uEADP5af2v
— 阪神タイガース素人戦略研究所 (@Tigers_Strategy) August 9, 2023
「ウェーバー」の類義語
ウェーバーの類義語は、はありません。
「ウェーバー」の対義語・反意語
ウェーバーの対義語は、「フリーエージェント制度」です。
フリーエージェント制度とは、選手が所属球団との契約を満了した後、他球団と自由に契約を交渉できる制度です。
ウェーバー制度は、球団が所属選手を他球団に放出する際に行われる抽選制度ですが、フリーエージェント制度は、選手が自らの意思で他球団に移籍します。