「ブレーン」とは?意味と例文が3秒でわかる!

2020-10-17

「ブレーン」の意味とは

ブレーンとは、知的指導者という意味です。
「ブレイン」とも表記されます。

政治の場面でよく用いられる言葉で、「それぞれの専門分野について政治家に助言をするその道の権威や学識者、有識者」のことを指します。

また、政治だけでなく企業の中でも同じような意味で使われています。
社長や管理職が適切なリーダーシップを発揮するためには全体の把握が必要なので、専門分野に長けている人材を助言役として配備します。
このような人材は「会社のブレーン」「社長の優秀なブレーン」などと称されます。

「ブレーン」の語源

ブレーンの語源は、英語の「brain」です。
和訳すると「脳」「頭脳」「知力」「秀才」となります。

政治家やリーダーが実際に指導するための「知性」の部分を別の人が担うため、「脳」という意味が派生して、このような使い方が広まりました。

「ブレーン」の普及の背景

アメリカのルーズベルト大統領が、1930年代に起こった世界恐慌に対して行った「ニューディール政策」という経済政策があります。

その際に、金融についての有識者を集めた顧問団を組織し、助言を求めました。

その顧問団を「ブレーントラスト」と呼んだことから、政治の世界で「知識顧問団」や「知的指導者」のことを「ブレーン」と呼ぶに至りました。

「ブレーン」の派生パターン

ブレーンを使った語句に以下のようなものがあります。

ブレーンストーミング

「集団発想法」と呼ばれる会議手法のことです。
集団で自由に発言をし合い、新しいアイディアを生み出すためのものです。
「ブレスト」とも呼ばれ、4つの原則があります。

1.否定しない。判断や結論を出さない。
2.ユニークで自由なアイディアを歓迎する
3.質より量 とにかくアイディアを出し合う
4.アイディアを組み合わせる

ブレストにより、煮詰まった議論の空気を入れ替えることが目的です。

「ブレーン」の例文・用例

ブレーンブレーンを使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

●彼がこの会社のブレーンと呼ばれる人物だ。
●あの大物政治家も、ブレーンとして重宝している学者がいるようだ。

SNSでの「ブレーン」の使われ方

「ブレーン」の類義語

ブレーンの類義語は、「右腕」です。
リーダーや上司などが、信頼し頼りにしている部下という意味です。

「ブレーン」の対義語・反意語

ブレーンの対義語・反意語はありませんでした。