「ニッチ」とは?意味と例文が3秒でわかる!

2020-11-24

「ニッチ」の意味とは

ニッチとは、大手企業が進出していない隙間市場という意味です。

「ニッチ」の語源

ニッチの語源は、英語の「niche」です。
元々は、西洋建築において像や花瓶などをおくための壁の隙間やくぼみを意味する言葉です。
また、橋や線路、トンネルなどに設けられている非常退避用の空間のこともニッチと呼ぶことがあります。
このように「隙間」「へこみ」「空間」というニュアンスから、分野や文脈によって様々な意味で使われています。

  • 人物における「適材適所」
  • ある生き物が生態系で占める位置や地位
  • 一般的にあまり知られていない、気づかれない分野(趣味など)

そして、ビジネスやマーケティングでは「大手の企業がまだ手をつけていない小さな市場」「隙間産業」のことを意味しています。

「ニッチ」の特徴

マーケティングにおいて、より多くの人が求める大規模な市場の方が商品と顧客が接する機会も多く、売り上げもあげやすいと考えられます。
しかし、そのような大規模な市場はすでに大手をはじめ多くの企業が進出済みで、シェアを奪うのは至難の業であるのも現状です。

そこで、「決して大多数というわけではないけれど、確実に一定の需要がある」小規模な市場(=ニッチ産業)をめがけて、その商材に対しての知識や技術に特化し、その分野での優位なシェアを得て収益を上げることを「ニッチ戦略」や「ニッチマーケティング」と呼びます。

「ニッチ」の例文・用例

ニッチ

ニッチを使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

●この分野はニッチではあるけど、技術を極めたら確実に一定の顧客を獲得できると思います。
●私の趣味はかなりニッチだと思ってたから、話がわかる人がいて嬉しい!

SNSでの「ニッチ」の使われ方

「ニッチ」の類義語

ニッチの類義語は、「マイナー」です。
規模や重要度が小さいという意味で、あまり多くの人に知られていない事柄を「マイナーな存在」と表現したりします。

「ニッチ」の対義語・反意語

ニッチの対義語は、「メジャー」です。
「多い、主流」という意味で使われています。野球の大リーグや、大手レコード会社を「メジャー」と称するなど、その道の第一線というニュアンスも含まれています。
一般的な方法を「メジャーな方法」と言うなど、多数の人が知っている、選択する事柄について表すこともできます。