「諸行無常(しょぎょうむじょう)」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「諸行無常」の意味とは
諸行無常(しょぎょうむじょう)とは、この世のものはすべて移り変わり、永遠に変わらないものはないということを表す四字熟語です。
「諸行無常」という言葉が使われているもので特に有名なのは、鎌倉時代の軍記物語である「平家物語」の冒頭の「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり」という句です。人の世の無常や儚さという物語のテーマを表現しています。
「諸行無常」の語源
「諸行無常」とは、「諸法無我」、「涅槃寂静」とともに、仏教における三つの根本的な理念を表す三法印の一つです。「諸行無常」の「諸行」は「特定の原因によって作られたこの世の一切の物事」、「無常」は「常に移り変わり、同じ状態にとどまらないこと」を指します。
「諸行無常」の英語表現
諸行無常を英語で表すと次のような表現になります。
・Everything is ephemeral.(すべてのものは儚い)
・Nothing remains unchanged.(不変のものはない)[出典:ジーニアス和英辞典]
「諸行無常」の例文・用例
諸行無常を使った例文・用例を紹介します。
●諸行無常というように、辛いことがあっても永遠には続かないものだ。
●昔の町の写真を見ると諸行無常を感じる。
SNSでの「諸行無常」の使われ方
あなたにとって味方になる人嫌う人は時間が経つとコロコロと変化します。
昨日まで仲良くしていたが仲が悪くなるって事はあると思います。
しかしそれは当然の事です。
これこそ諸行無常です。あなたも相手も常に心はの変化は一定ではなく価値観、思考なども変化します。
そういう時は今は縁がないんだ pic.twitter.com/U5zYNJhSzt— せんねんじ/専念寺 (@yabumoto610) October 12, 2021
今日は神戸の景色を見に“だけ”泉大津市に行きました。
同行のM氏さんがメータークラスのサワラをバラされて、その後もひたすらロッドを振っておられました。釣りも人生も諸行無常ですが美しい朝の神戸の街は永遠であって欲しいと思いました。
え、釣果?
神戸の街は非常に美しかったです。
あ!ナブラ pic.twitter.com/yFa1fTgcZY— pondsan(12時半の人) (@pondsan1225) October 19, 2021
「諸行無常」の類義語
諸行無常の類義語は、「有為転変(ういてんぺん)」、「盛者必衰(じょうしゃひっすい)」です。
「有為転変(ういてんぺん)」とは、「この世のすべての存在や現象は、さまざまな原因や条件によって常に移り変わり、少しの間もとどまっていないこと」を表す四字熟語です。
「盛者必衰(じょうしゃひっすい)」とは、「この世は無常であり、勢いの盛んな者もいつかは衰え滅びるということ」を表す四字熟語です。
[出典:三省堂 新明解四字熟語辞典]
「諸行無常」の対義語・反意語
諸行無常の対義語・反意語は「永久不滅(えいきゅうふめつ)」、「万古不易(ばんこふえき)」です。
「永久不滅(えいきゅうふめつ)」とは、「いつまでも滅ぶことがないこと」を表す四字熟語です。
「万古不易(ばんこふえき)」とは、「いつまでも変わらないこと」を表す四字熟語です。