「大義名分(たいぎめいぶん)」とは?意味と例文が3秒でわかる!

「大義名分」の意味とは

大義名分(たいぎめいぶん)とは、人として、また臣下として守るべき道理や節度のこと。転じて、行動のよりどころとなる理由や根拠のことを表す四字熟語です。「根拠として成り立つ」、「良い口実となる」という意味を表す「大義名分が立つ」の形でよく使われます。

「大義名分」の語源

大義名分は、孔子の思想に基づく儒教に由来する考え方です。古代中国には春秋という歴史書があり、それに孔子が解説や批判を加筆して完成した「春秋の筆法」と呼ばれるものがあります。この中に「大義名分の書」というものが書かれています。
「大義」とは「人がふみ行うべき最高の道義。特に、君主に対して尽くすべき道」、「名分」とは「身分や立場に応じて守るべき責務」という意味を指します。

「大義名分」の英語表現

大義名分を英語で表すと次のような表現になります。

・just cause and reason(大義名分)
・pretext(もっともらしい名目)
[出典:ジーニアス和英辞典]

「大義名分」の例文・用例

大義名分

大義名分を使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

●この戦争には大義名分がない。
●これで彼の行動も大義名分が立つかもしれない。

SNSでの「大義名分」の使われ方

「大義名分」の類義語

大義名分の類義語は「大義滅親(たいぎめっしん)」です。
「大義滅親(たいぎめっしん)」とは「人としての道義を果たすために、親兄弟も顧みず、君主に従う」という意味を表す四字熟語です。

「大義名分」の対義語・反意語

大義名分の対義語・反意語は「大義名分がない」、「正当性がない」です。どちらの言葉も「もっともらしい理由や根拠がない」という意味として使われます。

四字熟語

Posted by 亜樹南川