「海千山千(うみせんやません)」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「海千山千」の意味とは
海千山千(うみせんやません)とは、世の中の裏も表も知り尽くしていて悪賢いこと、またそのような人を表す四字熟語です。
人生経験が豊富で優秀な人であると認めつつ、ずる賢く悪知恵が働く人だと皮肉めいた評価をしたり、警戒したりする意味で用いられます。よって、基本的には褒め言葉としては使われません。
「海千山千」の語源
「海千山千」は「海に先年、山に先年」を略したものです。「海に千年、山に先年住んだ蛇は竜になる」という中国の言い伝えが語源となっています。
「海千山千」の英語表現
海千山千を英語で表すと次のような表現になります。
・old fox[出典:ジーニアス和英辞典]
「海千山千」の例文・用例
海千山千を使った例文・用例を紹介します。
●今日の商談は海千山千の営業マン相手で、私1人では不安なので大先輩に同席してもらおう。
●彼は海千山千なので、敵に回さない方が良い。
SNSでの海千山千」の使われ方
今週に成って家康公が一気に、青臭さが無くなり海千山千の武将の雰囲気に成りましたね。いやあ、役者さんって凄い #どうする家康
— まとめ管理人 (@1059kanri) July 9, 2023
SMAPへの事務所の仕打ちは本当に酷かった。最後の1年持ち歌は歌えず音楽番組も出れずあの海千山千越えて来た人たちでさえ大変な状況なのが見て取れた
昨日のキラキラのじぐひらちゃんたち見て、心から「早く返って来られてよかった。こんな若い子達がSMAPの様な思いしなくてよかった」って思ったよ
— たーちゃん⭐️NEWSMAP新しい地図 (@tachan0120) July 7, 2023
「海千山千」の類義語
海千山千の類義語は「海千河千(うみせんかわせん)」、「奸佞邪智(かんねいじゃち)」、「邪知奸佞(じゃちかんねい)」、「佞奸邪知(ねいかんじゃち)」、「狡猾奸佞(こうかつかんねい)」、「狡猾老獪(こうかつろうかい)」などです。
海千河千は海千川千と同じ意味です。
奸佞邪智、邪知奸佞、佞奸邪知は「心がねじけていて、悪知恵を働かせて上手にこびへつらうこと、またその人」を意味します。
狡猾奸佞は「悪賢いこと」を意味します。
狡猾老獪は「経験豊富でずる賢いこと」を意味します。海千山千よりもさらに悪い意味合いで使われることが多く、したたかでずる賢く、悪事を働く人のことを指します。
「海千山千」の対義語・反意語
海千山千の対義語・反意語は「世間知らず」や「青二才」です。
世間知らずは「経験が浅く、世の中の事情を知らないこと、またその人」を意味します。
青二才は「年が若く、経験に乏しい人」を意味します。