「聖地」とは?意味と例文が3秒でわかる!

「聖地」の意味とは

聖地とは、宗教における重要な場所のことです。

ただし、昨今では宗教以外でも様々なジャンルで転用され、また意味合いも異なります。

まず、宗教上の聖地について説明し、他のジャンルの聖地については後述します。

宗教における聖地は、主に開祖や発展に尽くした人物にまつわる場所、または本拠地や重要な拠点を指して用いられることが多いです。

例えば、キリスト教ではカトリック教会の総本山「バチカン(ローマ)」をはじめ、キリストの磔刑地「エルサレム」、正教会の中心地だった「コンスタンティノープル」などを挙げることができます。

日本の仏教では天台宗の本拠地である「比叡山」、真言宗の「高野山」、日蓮宗の「身延山」などが有名です。

各宗教の信者にとって聖地を参拝(聖地巡礼)することは、信仰をより深めるものとして特別な意味を持っています。

このように宗教に端を発する言葉ですが、その他のジャンルにも用いられることがあります。

例えば、以下のジャンルです。

・国家の聖地
・スポーツの聖地
・文化の聖地

国家の聖地は、宗教と同様に国の創始者や指導者に強い結びつきのある場所に対して用いられます。

例えば、アメリカ合衆国においては初代アメリカ大統領のジョージ・ワシントンの邸宅、韓国においては所安島が抗日運動の聖地として崇められています。

一方、スポーツでは、主に各競技における最高峰のイベントが行われる場所が「聖地」と呼称されることが多いです。

例えば、学生野球では「明治神宮野球場」や「阪神甲子園球場」が聖地に該当します。

また大相撲では、もっぱら「両国国技館」を聖地と呼ぶのが一般的です。

昨今では、文化的な聖地、とりわけアニメに関する聖地が注目されることがあります。

主にアニメの舞台になった地域を聖地と呼称し、熱烈なファンが実際に訪れ、観光することを「聖地巡礼」と例える場合もあります。

具体的なアニメの「聖地」は?

有名なアニメの聖地として、兵庫県西宮市を挙げることができます。

西宮市は、ライトノベルを原作とするアニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』の舞台となった地域です。

原作者の谷川流氏の出身地としても知られています。

作中では一部、実際に市内に存在するスポットをモチーフとして描かれているシーンが多数あります。

例えば、西宮駅北口前の時計塔はその代表的なもので「ハルヒ時計」の愛称で親しまれています。

また、埼玉県秩父市は『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』の舞台となった聖地として有名です。

秩父鉄道大野原駅からほど近い「旧秩父橋」は作中にも登場し、ファンの聖地巡礼では欠かせないスポットとなっています。

「聖地」の例文・用例

聖地

聖地を使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

●カトリックの聖地を訪れ、信仰を深める。
●今年の夏休みは「あの夏」の聖地に行ってみようか。

SNSでの「聖地」の使われ方

「聖地」の類義語

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「聖地」の対義語・反意語

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一般用語

Posted by 杏奈琴湖