「先手」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「先手」の意味とは
先手とは、囲碁や将棋で、2人の対局者のうち、先に着手する人という意味です。また、攻めの主導権を得ること、また、その着手をさします。
「先手」の特徴
囲碁や将棋においては、先に着手をすることをさします。
「先手」の英語表現
将棋の先手は「moving first」、囲碁の先手は「placing the first stone」 と表現します。
―Which of you had the first move in this game of shogi?(この将棋はどちらが先手だったのですか。)
―I move first in the game.(私が先手だ。)
一般的な意味の「何か事を行なうのに他の人より先に行なうこと」は、以下のように表現します。
―It is important to take the initiative to understand the needs of our customers.(先手を打ってお客様のニーズを汲み取ることが大切だ。)
―You can still recover even though your opponent took the lead.(先手を取られてもきっと挽回できるよ。)
「先手」の別の意味や使われ方
一般的には、「何か事を行なうのに他の人より先に行なうこと」をさします。
「先手をとる」や「先手を打つ」などの慣用表現もあります。
「先手をとる」とは、相手より先に事を起こして優位に立つことをいいます。
―先手をとって市場を拡大する。
「先手を打つ」とは、相手より先に事を起こして相手の勢いをくじくことをいいます。また、起こりそうな事態に備えて、対策を立てておくことをいいます。
―相手の出方を見て、先手を打っておく。
「先手」の例文・用例
先手を使った例文・用例を紹介します。
●将棋は先手が有利なゲームとされています。
●先手をとって攻める。
SNSでの「先手」の使われ方
#shogilive 牛蒡@東京>第79期順位戦A級5回戦、▲羽生善治九段-△佐藤康光九段戦。夕食休憩の局面は、先手が指しやすいと見られていました。対局再開後は後手が△2五桂と歩を取る手を指し、先手は▲2六歩でそれをとがめにいきました。まだまだ山がありそうです。 pic.twitter.com/wOv9behjBm
— 日本将棋連盟モバイル【将棋連盟ライブ中継】 (@shogi_mobile) November 23, 2020
船江六段戦は先手ミレニアムに対して後手二枚銀の厚みで対抗する将棋になりました。
厚み対堅さの展開になりましたが、
堅さを生かした戦いをされてしまい、
こちらの趣向が失敗でした。
このところ一進一退が続きますが、引き続き精進したいと思います。— 久保利明 (@toshiaki_kubo) November 20, 2020
「先手」の類義語
先手の類義語は、「先手番」「先番」です。
将棋において、駒を指す手がまわってきたことを表す語に「手番」があります。「先手番」や「先番」とは相手より先の手番という意味です。
「先手」の対義語・反意語
先手の対義語は、「後手」「後手番」です。
意味は、相手の後の手番という意味です。