「走り」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「走り」の意味とは
走りとは、和食ならではの季節感を表す言葉で、季節を先取りし、旬よりも前の初物や出始めの食材という意味です。
近年では、季節を問わず様々な食材が出回るようになりましたが、走りを楽しむことは、旬を迎えるまでの短い期間に楽しむ通の食べ方と言われています。
ただし、食べごろ前であるために、食材によっては調理に工夫が必要なものもあります。
「走り」の語源
食材には、「走り」「旬」「名残り」の3つの段階があり、それぞれに違った味わいを楽しむことが出来ます。
「走り」とは初物や出始めの食材のことを指します。
水分量が多く、生で食べられる食材はそのままいただくと良いでしょう。
「旬」は、その食材のもっともよい盛りの時期のことです。
旬の食材は栄養価も高く、どのように料理しても美味しく頂けます。
「名残り」は、間もなく手に入る時期が終わる食材のことです。
水分量が減っているので、煮たり蒸したりして水分を足す料理に向いています。
例えばサンマは、出始めの夏ごろは脂がのっておらずさっぱりしていますが、旬の秋にはたっぷりと脂がのり、刺身向きではありません。
野菜では、走りの頃には細胞分裂が進んで柔らかく、名残りの頃には熟して甘味が濃縮されるなど、その時々に味わいが楽しめます。
「走り」の例文・用例
走りを使った例文・用例を紹介します。
●値段は高かったですが、走りの食材を見逃すことはできません。
●走りの食材は、縁起が良いのだそうです。
SNSでの「走り」の使われ方
新サンマって8月下旬から市場に出始めるけど走りのサンマは高くて小さくて油が乗ってないのに客は喜んで食べる。名残の今頃になると客は食べ飽きたのかあまり喜ばないけど走りの頃より安くて丸々と太って油も乗って遥かに美味いんだけどね。走りや旬ばかりじゃなく名残の食材にも目を向けて欲しいね。 pic.twitter.com/MBue3GxzhB
— 黒かどや (@kadoya1) November 9, 2018
早くも筍ごはん弁当?走りの食材を見かけると、私の心の中の江戸っ子が粋だねえと囁く?桜の塩漬けは昨年のもの。春が来たな〜?
味玉、ほうれん草のおひたし、人参とトマトのマリネ、芹と牛蒡のクミンきんぴら、蓮根の梅胡麻和えなど。#お弁当pic.twitter.com/DPCLrQ7u2G— テテテ (@otetete10) March 11, 2021
「走り」の類義語
走りの類義語はありませんでした。
「走り」の対義語・反意語
走りの対義語・反意語はありませんでした。