「低温ストレート」とは？意味と例文が３秒でわかる！

「低温ストレート」の意味とは

低温ストレートとは、髪の毛の温度を抑えながら縮毛矯正するヘアスタイリング技術のことです。

狭義には『ジュエル・コスメティックス』社によって開発された薬剤「低温ストレート剤STR」を使用して髪のクセを伸ばしていく技術を指します。

別名「低温縮毛矯正」とも呼ばれ、髪の毛の温度を４０℃付近に保ちながら施術を行います。

一般的な縮毛矯正が１５０℃～１８０℃になるため、低温ストレートはその名の通り低温であることがわかります。

ちなみに、ヘアアイロンの温度と誤認されやすいですが、あくまで髪の毛の温度が低温に保たれることに注意しましょう。

低温ストレートにおいても、ヘアアイロンを１４０℃～１６０℃付近に設定して施術を行いますが、特殊な薬剤を使用することによって髪の毛に加わる温度を抑えることができます。

温度が低い分、熱による髪の毛へのダメージを減らせる利点がある一方で、一般的な施術後の効果の持続期間が３か月と、普通の縮毛矯正よりもやや短いのが特徴です。

「低温ストレート」の手順

通常、低温ストレートの手順は以下のように進められます。

１．「１剤」等の薬剤を髪の毛に塗布
２．時間を置いた後に薬剤を洗い流す
３．ヘアアイロンで施術
４．「２剤」等の薬剤を髪の毛に塗布
５．数分後、薬剤を洗い流す
６．ドライヤーで仕上げ

※１剤は髪の毛の組織を分解し柔らかくし、２剤は髪の毛を酸化させて髪質をキープする働きを持つ薬剤です。

低温ストレートの手順は基本的に一般的な縮毛矯正とほぼ同じです。

全体の施術時間は通常、約3時間ぐらいと言われています。

「低温ストレート」の定義は曖昧？

低温ストレートは基本的に『ジュエル・コスメティックス』社の薬剤を使用した縮毛矯正の施術を指します。

近年、導入する美容室も増えてきましたが、中には「低温ストレート」をうたいながら別の施術を行っているお店もあるそうです。

「ただヘアアイロンの温度を下げただけ」なんてことも少なくありません。

前述のとおり、低温ストレートは特殊な薬剤によって髪の毛にかかる熱を抑える技術です。

ただ単にヘアアイロンの温度を下げただけで施術が行われた場合、同じ効果が得られるとは限りませんし、想定外のトラブルに見舞われる恐れもあります。

オーソドックスな低温ストレートで縮毛矯正をしたい人は、必ず美容室に『ジュエル・コスメティックス』社の薬剤を使用した施術かどうか聞いてみると良いでしょう。

「低温ストレート」のメリット＆デメリット

低温ストレートの魅力は何と言っても「低温」施術なので、熱による髪の毛へのダメージを抑えつつ自然な仕上がりを実現できることです。

ただし、ダメージが少ない分、通常の縮毛矯正よりも効果が弱いとも指摘されています。

とくに髪の毛のクセが強い場合は、変化が小さかったり、短時間で元に戻ってしまうこともあります。

また、低温とは言え薬剤を使うため、多かれ少なかれ髪の毛にストレスがかかります。

低温ストレートを始める際には、必ず美容師と相談してから行うと良いでしょう。

「低温ストレート」の例文・用例

低温ストレート

低温ストレートを使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

●髪へのダメージを考えて低温ストレートにしてみた。
●そちらの美容室では低温ストレートを行ってますか？

SNSでの「低温ストレート」の使われ方

「低温ストレート」の類義語

低温ストレートの類義語は、「縮毛矯正」「ストレートパーマ」です。

縮毛矯正とは、縮毛を直毛（ストレート）にするヘアスタイリング技術です。低温ストレートは縮毛矯正の一種です。

ストレートパーマとは、パーマがかかっている髪の毛をまっすぐにするヘアスタイリング技術のことです。

「低温ストレート」の対義語・反意語

低温ストレートの対義語は、「パーマ」です。

パーマとは、「パーマネントウェーブ」の略称で、髪の毛を人工的に縮毛にするヘアスタイリング技術です。

ヘアケア用語

Posted by 杏奈琴湖