「干物女」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「干物女」の意味とは
干物女とは、恋愛への興味・関心が薄く、身だしなみ等がいい加減になってしまう女性のことです。
「ひものおんな」と読みます。
一般的な女性に比べて、恋愛を志向する行動やコミュニケーションが極端に少ない女性が「干物女」に当てはまります。
「干物女」の語源
「干物女」の語源は「ひうらさとる」氏の漫画作品『ホタルノヒカリ』です。
平日は仕事が終わると自宅で漫画を読んだり、酒を飲んだりし、休日は布団の中でダラダラと過ごすような、恋愛を放棄した主人公のライフスタイルを評した造語です。
干物女には「干物になる以前は、新鮮な魚のようにぴちぴちと恋愛を楽しんでいた時期があった」というニュアンスが含まれていることに注意してください。
そのため、必ずしも「恋愛経験や恋愛感情が全くない女性」とは限りません。
ちなみに『ホタルノヒカリ』は2007年に綾瀬はるか主演で実写ドラマ化され、干物女という言葉が流行・普及するきっかけとなりました。
「干物女」の特徴
『ホタルノヒカリ』における干物女は、主に以下のような特徴を持つ女性として描かれています。
・簡易的な食事は台所で済ます
・メールの返事が遅く、短い
・休日はすっぴんで過ごし、ブラジャーも付けない
・美容室に行くのは半年に一回程度
・冬は毛の処理を怠る
また、干物女が一般的に普及した昨今では、原作の解釈よりも幅広い意味で用いられることもあります。
例えば、干物女の性格的な特徴として、以下のような項目が挙げられます。
・とにかく動くことが面倒で、億劫である
・掃除や整理整頓をしない
・異性との出会いや誘いを避ける
・将来の目標や夢を持たない
さらに、干物女の身だしなみ(ファッション)にも以下のような特徴があります。
・仕事以外は基本的にノーメイク
・マニュキュアを塗らない
・スウェットやジャージでも外出できる
・ムダ毛は放置したまま
・身体のラインや露出を活かしたファッションは好まない
・服は機能性を重視
このように、恋愛だけでなく仕事以外のことに対して「ずぼら」な対応で済ませてしまう女性、というネガティブな評価として用いられることが多いです。
とは言え、必ずしも恋愛に精力的である必要はありませんし、特徴だけ考慮に入れれば、自分自身の感性に正直に生きる自立した女性というふうに解釈することもできるでしょう。
「干物女」が話題になった出来事
干物女の語源である漫画作品『ホタルノヒカリ』の実写化以降、大きな反響と共感を集め、2007年度の「ユーキャン新語・流行語大賞」の候補語としてノミネートされました。
残念ながらベスト10入りは逃しましたが、今もなおSNS等で使用されることがあり、言葉の汎用性をうかがい知れます。
「干物女」の例文・用例
干物女を使った例文・用例を紹介します。
●いろんなことに興味が無くなり、干物女になりつつある。
●干物女をやめて、服でも買いに行くか。
SNSでの「干物女」の使われ方
干物女、爆誕致しました。
これが20半ばのケーキでございます? pic.twitter.com/ATn6nJ7faH
— エル (@Elle_0323) March 23, 2022
おはようございます!
今日もは干物女を抜け出してネイルに行ってきます!
今回全然ネイルが浮かなくてずっと放置して1ヶ月と2週間……
さすがに爪の方が伸びすぎて仕事やりずらい?ので気分転換に行ってきます!
どんなネイルにするかはお楽しみに?— ❤️ʚïɞ 蝶 ʚïɞ❤️ (@cho_rinu_love) March 25, 2022
「干物女」の類義語
干物女の類義語はありませんでした。
「干物女」の対義語・反意語
干物女の対義語は、「ステキ女子」です。
ステキ女子とは、漫画『ホタルノヒカリ』の中で「干物女」と対照的に表現されている女性像です。
容姿やスタイルが良いうえ、仕事や気配りを完璧にこなせる女性として描かれています。