「小並感」とは?意味と例文が3秒でわかる!

2020-06-07

「小並感」の意味とは

小並感とは、小学生並みの感想のことです。

「こなみかん」または「しょうなみかん」と読みます。

前者の読み方が多いようですが、明確に定められていません。

小学生が口にする言葉のような、単純でつたない感想であることを示すネットスラングです。

「うれしかった(小並感)」のように感想を述べるときに文末に括弧付きで(小並感)と添えて使用します。

「小並感」の語源

動画サイト「ニコニコ動画」にアップロードされていた「Power Grip 97」というアダルトビデオに登場する男優の発言について、視聴者から寄せられたコメントに「(小学生並みの感想)」とあったことが由来です。

このことがネット掲示板「2ちゃんねる」で盛り上がったことから、ネット上で多用されるようになりました。

「小並感」の役割

小並感は文末に用いることで、以下のような役割を果たします。

謙遜

発言に自信を持てない場合、自分の文章内容は大したことないと謙遜する意味で使えます。

謙遜することで、多少言葉が稚拙だったり内容がなかったりしても大目に見てもらえるという利点があります。

自虐

自虐として使うことで、短文でもユーモアを感じさせるコメントになります。

ツッコミ

相手の簡潔すぎる感想に対して「小並感」と返信することで、ツッコミを入れることができます。

このように通常はあまりいい意味で使用されることが少ない言葉ですが、まれに簡潔で分かりやすい文を賞賛するようなニュアンスで用いられることもあります。

「小並感」の派生語

小並感は、「小並」と略されたり「粉みかん」と言い換えられたりすることがあります。

また、閉じ括弧を省略して「(小並感」としたり「漂う小並感」とする場合もあります。

しかし、カタカナでコナミ感、アルファベットでKONAMI感という場合は、ゲーム会社名のコナミのことを指しています。

「真夏の夜の淫夢」というゲイビデオに視聴者が寄せたコメントが元になっており、主にコナミのゲームに関する発言に対して使用されます。

「小並感」の例文・用例

小並感を使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

●ディズニーランドすごく楽しかった(小並感)
●ほんと大好き(小並感)

SNSでの「小並感」の使われ方

「小並感」の類義語

小並感の類義語は、「大並感」、「中並感」、「(語彙力)」、「ボキャ貧」です。

大並感とは、小並感の派生語で、大学生並みの感想という意味です。

「大学生のような語彙力と教養溢れる感想」というニュアンスではなく、小並感の反対語でもありません。

通常は「浮ついた大学生レベルの感想」という意味で、若干言葉数が多くなりつつも、小並感同様、あまり内容や語彙力がない場合に使われます。

中並感とは、「中学生のような感想」という意味です。

主に中二病くさい発言や、小学生が少し大人になったくらいの稚拙な感想の文末に(中並感)とつけます。

(語彙力)とは、感情を表現するための語彙力が足りないという意味です。

例えば「おいしすぎる(語彙力)」というと、とにかくとてつもない美味しさなんだけれど、どう言ったらいいか言葉が見つからない…といったニュアンスになります。

ボキャ貧とは、「ボキャブラリーが貧困」の略で、語彙が少ないという意味です。

同じ表現や言葉ばかり多用したり、言葉数が足りていなかったりする際使用します。

「小並感」の対義語・反意語

小並感の対義語・反意語はありませんでした。