「尊い」とは?意味と例文が3秒でわかる!

2020-09-21

「尊い」の意味とは

尊い とは、「崇高で近寄りがたい・神聖である」「非常に価値が高い・きわめて貴重である」という意味です。

「たっとい」という読み方もありますが、この読み方はほとんど使われず、「とうとい」と読まれることがほとんどです。

本来は、「身分が高い」「きわめて価値が高い」「高徳である・ありがたい」などを意味する言葉で、あまり日常会話で使われる言葉ではありませんでした。

しかし、近年ではネットスラングの1つとしてインターネット上で使われるようになり、マンガやアニメのオタクを中心に少し違った意味で使われるようになりました。

はじめは、マンガ、アニメ、ゲームなどのサブカルチャー分野において使われていましたが、最近ではジャニーズのアイドルなど実在する人物に対しても使われるようになっています。

ネットスラングとしての「尊い」

マンガやアニメを愛する、いわゆる「オタク」の間で使われるネット用語としての「尊い」は、あるキャラクターや作品、事柄に対する「強い愛情・愛着」「近寄りがたいほどの憧れ」を意味する言葉として使われています。

「ありがたい」「素晴らしい」「最高だ」「クオリティが高い」「好きすぎて胸が苦しい」のような興奮や感動によって感情が高まった状況で使われる言葉です。

サブカルチャー分野においては、「尊い」が使われるより前に「萌え」という言葉が使われていました。

「萌え」は1980年後半から1990年初頭に使われていた、マンガ、アニメ、ゲームなどに登場する人物やキャラクターに対する深い愛情や「好き」という強い気持ちを表す言葉です。

このように「最上級の褒め言葉」としての意味を持ちます。

2000年頃からはマスコミに大々的に取り上げられるようになり、2005年には流行語を対象したことでより広く一般的に使われるようになりました。

「尊い」の言葉は2010年代前半から、「萌え」という表現では言い尽くせないほどの対象に対する強い愛情や感情を表す言葉として使われはじめました。

「尊い」の例文・用例

尊い

尊いを使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

●推しがかわいすぎて 尊い …。
●大好きなアニメのキャラクターがセーラー服を着ていて 尊い

SNSでの「尊い」の使われ方

「尊い」の類義語

尊いの類義語は、「尊み」「尊き」「尊さ」「萌え」「偉大」「かけがえのない」「素晴らしい」「ありがたい」「最高だ」などが挙げられます。
これらは、ネット用語としての「尊い」と同じような意味です。

「価値が高い」「身分が高い」という本来の「尊い」の意味と同じような意味で使われる類義語としては、「畏れ多い」「やんごとない」「高尚」「気高い」などが挙げられます。

「尊い」の対義語・反意語

尊いの対義語は、「卑しい(いやしい)」です。
「卑しい」は「価値が高い」「身分が高い」という本来の「尊い」の反対の意味の言葉です。