「バイオフィードバック療法」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「バイオフィードバック療法」の意味とは
バイオフィードバック療法とは、無意識に働いている臓器や筋肉の動きなどを測定し目に見える形にすることで、自分で意識してコントロールできるようにする、という治療方法のことです。
「バイオフィードバック療法」の語源
「バイオフィードバック療法」の「バイオ」は、他の言葉の前につけて「生命」や「生物」という意味を表す言葉です。
また「フィードバック」は、元々は工学用語で「出力を入力側に戻す操作」のことを指していました。生命や生物の分野における「出力」とは、無意識に活動している体内を何らかの方法で目に見える形にすることです。「入力側」とは、無意識に体内を動かしているその人自身のことを指しています。
つまり、バイオフィードバックとは「ある人が自分で意識せずに体内を動かしたときに、そのような動きがあったことを目に見える形で表して、その人自身に伝えること」です。そして、病気を治すためにバイオフィードバックを使うことを「バイオフィードバック療法」と呼んでいます。
また、バイオフィードバックは英語で「biofeedback」と書くため、「BF療法」と表記されることもあります。
「バイオフィードバック療法」の仕組み
人間の体内は、その人自身とは無意識に活動していることがほとんどです。例えば、「心臓を1分間に◯回動かそう」「素早く食べ物を消化しよう」と常に意識しながら生活し、実際その通りにすることはできませんよね。
しかし、バイオフィードバック療法を取り入れると、一般的には不可能だと思われているそれらのことが、ある程度まではできるようになります。なぜなら、体内の動きを脳波計や心電図、血圧計などの機械を使って目に見える形にしておき、それを継続することで「血圧が低い時の自分は、こんな行動をしているな」「胃がよく動いているときの自分は、いつもこういうことを意識しているな」など、自分のどんな行動によって体内の状態がどう変わるかのパターンが掴めるようになるためです。
自分が意識してやっている行動と、無意識に起こる体内の動きを結びつけることで、今まで無意識で行っていた体内の動きをある程度コントロールできるようになる、ということです。
「バイオフィードバック療法」はどんな症状を治すのに使われる?
バイオフィードバック療法は、
- 頭痛
- てんかん
- 尿もれ、失禁
- 高血圧
- 冷え性
など、さまざまな身体の症状を改善するために取り入れられています。
また、スポーツや武道などの記録を伸ばすためにバイオフィードバックの考え方が取り入れられることもあります。
「バイオフィードバック療法」の例文・用例
バイオフィードバック療法を使った例文・用例を紹介します。
●バイオフィードバック療法の入門書を購入した。
●この病院では、便秘改善のためにバイオフィードバック療法を取り入れた治療をしているそうです。
SNSでの「バイオフィードバック療法」の使われ方
いろんな治療を試してきたので、それもブログで紹介していけたらと思っています。脳脊髄液調整法、バイオフィードバック療法、気功、鍼治療、瘀血除去、点滴療法、催眠療法、アニマルセラピー…それからサプリメントもいろいろ。ソマチッドも気になる。スピリチュアルなものもだいたい試しました。
— Kumiko→クラブハウス@kumicomusic (@Kumiko_33) June 12, 2019
Synchrony V4.0
嚥下筋の表面筋電図を用いたビデオゲーム(バイオフィードバック療法)嚥下リハビリは単調な反復動作が中心となりがちですが、こういったゲーム感覚の嚥下リハビリも有用だと思います。電極の貼り付け方さえ覚えれば、オンライン指導だけでも完結しそうですねhttps://t.co/eIdYKz0PQq
— リハ科医みのる@口腔ケア×誤嚥性肺炎 (@Aspiration_p) September 19, 2020
「バイオフィードバック療法」の類義語
バイオフィードバック療法の類義語はありませんでした。
「バイオフィードバック療法」の対義語・反意語
バイオフィードバック療法の対義語・反意語はありませんでした。