「過活動膀胱」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「過活動膀胱」の意味とは
過活動膀胱とは、膀胱が自分の意思とは関係なく勝手に動いてしまう病気のことです。
膀胱が勝手に動いてしまうことによって、急にトイレに行きたくなり我慢できなくなってしまう、といった症状が起こります。すると、おしっこが気になって眠れなくなったり、トイレを気にして出かけるのが億劫になったりするなど、日常生活に支障が出てしまいます。
「過活動膀胱」になる原因
わたしたちの脳は、おしっこをためておく膀胱やおしっこを出す尿道の筋肉に「閉めて」「緩めて」などの指令を出しています。わたしたちはその指令によってトイレをある程度我慢できるし、おしっこを出したい時に出すことができるのです。しかし、歳をとったり脳や脊椎の病気になったりすると脳がうまく指令を出すことができなくなり、それによって過活動膀胱になってしまうことがあります。
また、脳は指令をしっかり出していても、加齢や出産などによって膀胱や尿道の筋肉がうまく動かなくなることもあります。ストレスや精神的不安によって神経が過敏になることも、過活動膀胱の原因の一つでしょう。
このように、過活動膀胱の原因は人によってさまざまで、いくつかの要素が重なって起こることもあるようです。
「過活動膀胱」はどうやって治す?
過活動膀胱が疑われたら、まずは病院に行って診察を受けましょう。泌尿器科では「抗コリン薬」という膀胱の収縮しすぎを抑える薬や「β3受容体作動薬」という膀胱の筋肉を緩めてくれる薬を処方されることが多いですので、医師の指示に従って服用してください。
薬以外に自分でできることは
- トイレの時間やおしっこの量を記録しておく
- トイレの間隔を伸ばすよう心がけ、膀胱を大きくする
- 膀胱や尿道周りの筋肉(骨盤底筋)を鍛える
などがあります。
骨盤底筋を鍛える方法は、まず尿道や膣、肛門に力を入れて締め、5秒ほどそのままの状態にします。その後は力を抜いてリラックス。これを10分間繰り返し行ってください。どんな姿勢でもいいですが、仰向けに寝て行うとやりやすいです。毎日続けることで骨盤底筋が鍛えられ、過活動膀胱が改善されていくでしょう。
「過活動膀胱」の例文・用例
過活動膀胱を使った例文・用例を紹介します。
●最近トイレを我慢できないことが増えたため、病院に行ったら、過活動膀胱と診断されました。
●若くても、ストレスが原因で過活動膀胱になることがあるらしいよ。
SNSでの「過活動膀胱」の使われ方
水に触るとトイレ行きたくなるんだけど寒冷刺激によって起こる過活動膀胱が原因らしい
— 田牧そう (@makihumi_) April 2, 2021
以前,「痛い,痛い」と言っておりましたが,過活動膀胱だったようです.
幸い泌尿器科でお薬をもらってかなり改善されました.
ただ,完治には行動療法も必要とのことで,気長に付き合っていくしかなさそうですね?
とりあえずバスが辛い…泣— なまちゃん (@namachan_math) April 6, 2021
「過活動膀胱」の類義語
過活動膀胱の類義語は、「OAB」です。
OABは「Overactive Bladder」を略したもの。「overactive」は過活動という意味、「bladder」は膀胱という意味がありますので、それらを合わせてそのまま「過活動膀胱」という意味になります。
「過活動膀胱」の対義語・反意語
過活動膀胱の対義語・反意語はありませんでした。