「バックコーム」とは?意味と例文が3秒でわかる!

「バックコーム」の意味とは

バックコームとは、美容・理容用語で引き出した毛束をコームを用いて、毛先から根元に向かって梳かすことです。

「バックコーム」または「バックコーミング」とも言います。

通常のコーミングは、髪の流れを整える目的で根元から毛先に向かって梳かします。

一方、バックコームは通常とは逆方向にクシを入れることで逆毛を作ります。

逆毛を立てると髪にふくらみが生まれ、顔をより小さく見せる効果があります。

また、華やかな印象が加わるため、パーティや式典に参加する際のヘアアレンジにも適しています。

とは言え、強めに梳くなどして逆毛の塊を作ってしまうと、髪の毛を傷めてしまう原因になり得ます。

そのため、バックコームで思い通りのヘアスタイルにするためには、通常のコーミングよりも慎重かつ高度なテクニックを必要とします。

「バックコーム」の基本的な使い方

バックコームでヘアアレンジをする際には、逆毛専用のコームを準備しておくと良いでしょう。

一般的なコームとは異なり、歯が二重になっているのが特徴です。

まず、髪全体にボリュームを出したい場合は、毛束を少量ずつ手に取ってバックコームを施していきます。

毛束を垂直に引っ張ったら、コームを毛先から根元に向かって梳いていきます。

この時、コームを差し込んでいる間に上下に動かしてしまうと、髪の毛に負荷がかかるので注意しましょう。

そのため、必ず一定の方向に動かします。

また、毛束の根元だけに逆毛を作るだけでも十分なボリュームが出ます。

むしろ、毛先にまで逆毛を立たせてしまうと、髪が絡まりやすくなる恐れがあります。

ちなみに、根元にワックス等のスタイリング剤を塗布しておくと、ヘアアレンジを持続させることができます。

「バックコーム」を取り入れたカラーリング

バックコームを取り入れたカラーリング手法として「バックコーミングバレイヤージュ」があります。

この手法は、バックコームとバレイヤージュを組み合わせることで、ごく自然なカラーリングを施すことができる…というものです。

そもそも、バレイヤージュとはフランス語で「ほうきで掃く」の意です。

髪の毛の表面をハケを使って、まさに「ほうきで掃く」ような動作でハイライトを塗布していくテクニックのことです。

バックコーミングバレイヤージュでは、まずバックコームで逆毛を立ててからバレイヤージュを施します。

こうすることで、同じ毛束の中でカラーが塗布されている部分と塗布されていない部分(逆毛)に分けることができます。

逆毛が元に戻ると、両者が馴染み合わさり、ナチュラルな色合いが生み出される…というわけです。

「バックコーム」の例文・用例

バックコーム

バックコームを使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

バックコームでトップにふくらみを出してみた。
バックコーム失敗して毛先が絡まってしまった。

SNSでの「バックコーム」の使われ方

「バックコーム」の類義語

バックコームの類義語はありませんでした。

「バックコーム」の対義語・反意語

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