「グループセラピー」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「グループセラピー」の意味とは
グループセラピーとは、同じ問題や症状に悩む人達が集まり、専門家を交えてその問題について話し合う心理療法のことです。
「グループセラピー」の語源
グループセラピーの「セラピー」は英語の「therapy」のことで、「治療」や「療法」と訳されます。
グループ(集団)で行う治療法のため、このように呼ばれています。
「グループセラピー」が有効な分野
グループセラピーは主に精神的な病や症状に対して行われます。
パニック障害やうつ病、対人恐怖症や社会不安障害といった症状や、アルコールや薬物、ギャンブルなどへの依存症に対して特に有効だとされています。
「グループセラピー」の特性
グループセラピーは、少なくて数人、多くて10~20人程度の集団で行われます。
医療スタッフや専門家を中心に、同じような悩みや症状を抱えた参加者(クライエント)同士で自由に話し合いをしたり、効果的な行動療法を学んでいきます。
そうした集団の中での相互作用を通して、自身の悩みや症状に対して理解を深めたり、他者と共感し合うことで辛さが軽減されるといった特性があります。
「グループセラピー」のメリット
グループセラピーでは、うまく打ち明けることができず1人で抱え込みやすい症状を持つクライエントの場合、「自分がおかしいというわけではない」「1人ではない」ということを体感できるというメリットがあります。
また、1人では向き合えなかった症状への対処法を、グループメンバーと一緒に学ぶことで継続しやすくなります。例えばアルコール依存症の場合「1人では断酒が続かなかったが、メンバー同士で励まし合いながら継続できた」といったことが挙げられます。
また、個人療法に比べると低料金で受けることができるため、経済的にも続けやすい心理療法であるといえます。
「グループセラピー」の例文・用例
グループセラピーを使った例文・用例を紹介します。
●日本でも、もっと気軽にグループセラピーが受けられるようになるといいよね。
●グループセラピーに行ってきたけど、悩んでるのは自分1人じゃないんだと感じられてすごくよかったよ。
SNSでの「グループセラピー」の使われ方
海外だと、もうZOOMのグループセラピーの論文が出ているのか・・・集団全体の雰囲気、感覚をリモートで体験できるのか、しかもコロナの影響で、グループ療法初体験がリモートという人達も出てきた。リモートでも全体としてのグループ(Group-as-a-whole)を体験できるのか、現在、行動実験中である
— maniguruma (@maniguruma1) November 26, 2020
断酒会ってグループセラピーみたいな感じだったのでしょうか?海外ドラマや映画を見てると薬物依存症、性依存症、アルコール依存症にかかってる人達が正直な体験や悩みを話し合ってるのをよく見かけますね。 pic.twitter.com/gikG8KA88A
— ねこごや@skeb募集中 (@nekogoya2000) November 25, 2020
「グループセラピー」の類義語
グループセラピーの類義語は、「集団精神療法」「カウンセリング」です。
「集団精神療法」はほぼ同義で使われていて、「集団療法」とも呼ばれます。
「カウンセリング」は、依頼者の悩みや相談に対して専門的な立場から助言をする行為を指します。グループセラピーも広義ではこれに当たりますが、カウンセリングは1対1など集団でない場合もこのように呼ばれます。
「グループセラピー」の対義語・反意語
グループセラピーの対義語・反意語はありませんでした。