「ふかす」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「ふかす」の意味とは
ふかすとは、サッカーでシュートのボールを明後日の方向に飛ばしてしまうことです。
多くの場合、クロスバーの上を大きく超えてしまう現象を指し、ボールがふわっと浮くような光景であることから「浮かす(ふかす)」と呼称されています。
とくに試合の勝敗を左右するような局面やPKでは、緊張や焦り等からプロの選手でもシュートをふかしてしまうことは珍しくありません。
中でも、ゴールマウスを大きく外れて天高く飛んでいくボールのことを、宇宙へと放たれるロケットになぞらえて「宇宙開発」などと揶揄する人もいます。
英語では同様な現象を「blaze over the bar」または「blast over the bar」と表現します。
「ふかす」原因
シュートをふかしてしまう原因として、ボールの中心部よりも下を蹴ってしまっているケースが多いです。
これは基本的に、軸足の踏み込みが浅い時に発生しうる現象です。
また、弾道が安定する「インサイドキック(※)」を選択しがちですが、焦りが伴う場面では裏目に出る可能性があります。
(※インサイドキックとは、足の内側でボールを蹴ることです)
というのも、インサイドキックでは足の内側を手前に押し出すように動作しますが、この時に身体の軸が後ろに傾いてしまい、ボールの中心より下を蹴りあげてしまうからです。
ちなみに、一般的な日本人の骨盤は外国人よりも後ろに傾いているため、ふかしやすい特徴を持っています。
「ふかす」を克服するためのコツ
シュートをふかさないためには、ボールを下からすくい上げるように蹴らないことが重要です。
前述の通り、身体が後ろに傾くと上記のようなキックになってしまいがちです。
そのため、ボールに身体をかぶせるようにして蹴ると、低いシュートを打てる確率が高まります。
ただし、あまり露骨に身体をかぶせてしまうとシュートが弱くなってしまうため、日頃の練習でバランス感覚を養っておくと良いでしょう。
また、前章でインサイドキックでふかしてしまう例を挙げましたが、シュートの選択として必ずしも誤った判断ではありません。
インサイドキックでは、膝を支点として振り子運動のようにボールを蹴り上げます。
この時、ボールと足の打点が膝よりも真下または後ろにあれば、ボールは直進または下方向に飛んでいくため、正確にシュートを決めやすくなります。
ところが、身体が後傾している場合、足の面が上を向いてしまいます。
これを防ぐためには、身体を真っ直ぐに立てるか、前に傾ける必要があります。
身体を真っ直ぐに、または前傾の姿勢を保つためには、軸足の踏み込み方に着目すると良いでしょう。
ボールの真横に軸足を置くように心がけると、自然と身体が前傾するためインサイドキックでふかす可能性を減らすことができます。
「ふかす」の例文・用例
ふかすを使った例文・用例を紹介します。
●勝敗を左右するPKでふかしてしまった。
●ふかさないようシュートの練習を重ねる。
SNSでの「ふかす」の使われ方
#サッカー#ウイイレ#ウイニングイレブン2021#フリーキック#スーパープレイ#拡散希望
ネドヴェドのドロップこんなにふかす? pic.twitter.com/Bt0L87IRLR— ひで5589??⚽️⚾️ (@hide_reiwakid) December 14, 2020
北浦川緑地サッカー場ですが、ふかすと田んぼに直撃です。 pic.twitter.com/3npze3oz9j
— モソソソソソソソソン (@mopock) May 26, 2019
「ふかす」の類義語
ふかすの類義語は、「宇宙開発」です。
宇宙開発とは、天高くふかしてしまうことを指す俗語です。
「ふかす」の対義語・反意語
ふかすの対義語・反意語はありませんでした。