「フォルテ」とは?意味と例文が3秒でわかる!

2021-09-29

「フォルテ」の意味とは

フォルテとは、強くという意味の演奏記号です。「forte」という、「強い」という意味のイタリア語が由来となっています。

「フォルテ」の概要と役割

音楽における演奏記号には、テンポを表す速度記号、演奏時の心づもりなどを表す発想記号、譜面上の指定の場所に戻って繰り返す指示などを表す反復記号など様々な種類があります。
そのひとつに「強弱記号」という種類があり、「フォルテ」はこの強弱記号にあたります。

音の強弱は楽器の種類によっても様々な表現技法があります。例えばピアノであれば鍵盤を強く弾くなどして、物理的に音圧を調整することで表現できます。また記号によっては、物理的な強さというよりもそのような表情をつけて演奏すると解釈されることも多いです。このように音に強弱の差をつけて表現することを「強弱法」と呼びます。

フォルテは「強く」という指示を与える強弱記号なので、譜面に登場したらそのフレーズは他のフレーズよりも強く演奏する必要があります。この時「どのくらい他のフレーズと差をつけるのか」「どのように強くするか」ということは、指揮者や演奏者による曲の解釈や表現力に委ねられることが多いです。

「フォルテ」の表記

フォルテが譜面に登場する時は、イタリア語表記の「forte」の頭文字をとった「f」という記号で表記されます。「f」を斜体にし、太文字にして記号化したものになります。基本的にはそのフレーズ全体に指示を出す記号です。

「フォルテ」の例文・用例

フォルテ

フォルテを使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

●ここのフレーズのフォルテはどうやってダイナミクスをつけようかなぁ。
フォルテといってもそこまで力まないで演奏してください。

SNSでの「フォルテ」の使われ方

「フォルテ」の類義語

フォルテの類義語は、「フォルティッシモ(ff)」です。
「非常に強く」という意味で、フォルテよりもさらに強い演奏を指示する強弱記号です。
さらにその上に「フォルティッシッシモ(fff)」などがあります。

「フォルテ」の対義語・反意語

フォルテの対義語は、「ピアノ(p)」です。
こちらは「弱く」という指示のための強弱記号です。