「ムニエル」とは?意味と例文が3秒でわかる!

2021-01-18

「ムニエル」の意味とは

ムニエルとは、魚の切り身に塩コショウと小麦粉をまぶし、バターで焼く調理法のことです。

「ムニエル」の語源

ムニエルの語源は、フランス語の「meunière」です。これは、「粉屋」を意味する「meunier(ムニエ)」の女性形で、「粉屋の娘さん」「粉屋のおかみさん」といったニュアンスを含んでいます。
ムニエルの誕生については、フランスの粉専門店(製粉業者)の娘さんが、うっかり小麦粉の中に落としてしまった魚をそのまま焼いてみたら意外と美味しかった、というのが始まりだとされています。

「ムニエル」の調理法

ムニエルによく使われる魚としては、舌平目、スズキ、鯛、カレイ、鮭、タラ、カジキなどが挙げられます。鰺などの小さい魚を1匹丸ごとムニエルにすることもありますが、基本的には切り身を使います。

調理法自体はシンプルで、切り身の表面にあらかじめ塩コショウをふり小麦粉をまぶしてから、両面をバターで焼きます。
仕上げはレモン汁をかけたりパセリを添えることが多いですが、魚の種類や付け合わせの野菜に合わせてアレンジしたソースをかけても美味しく食べられます。

また、はじめはオリーブオイルなどの植物油で焼き、途中からバターを加えるパターンもあります。この場合、溶けたバターをすくって身に回しかけながら焼き上げる「アロゼ」という方法をとると、バターの風味をより引き立てることができます。

「ムニエル」の例文・用例

ムニエルを使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

●今日はタラの切り身が旬で安く買えたから、ムニエルにして食べましょう。
ムニエルは魚の調理法の名前だから、肉や野菜を同じように焼いてもムニエルとは言わないらしいよ。

SNSでの「ムニエル」の使われ方

「ムニエル」の類義語

ムニエルの類義語は、「ソテー」「ポワレ」です。それぞれご紹介します。

ソテー

「sauté=飛び上がる、跳ねる」という意味のフランス語が語源で、肉・魚・野菜を油で「短時間で炒め焼きにする」のが特徴です。

ポワレ

こちらもフランス語の「poêlé=フライパン」が語源で、フライパンに油をしいて表面をカリっと、中はふんわりと焼き上げる調理法です。食材によっては蓋をして蒸し焼きにすることもあります。

「ムニエル」の対義語・反意語

ムニエルの対義語・反意語はありませんでした。