「レッジェロ」とは?意味と例文が3秒でわかる!

2021-08-19

「レッジェロ」の意味とは

レッジェロとは、「軽やかに、優美に」という意味の、主にクラシックで使われる音楽用語です。レッジェーロと呼ぶこともあります。

「レッジェロ」の語源

レッジェロはイタリア語で「leggiero」と書きます。楽譜には省略して「legg.」と記載されていることもあります。

もともと「軽い、爽快な」といった意味を持つ単語でしたが、そのまま音楽用語としても使われるようになりました。

「レッジェロ」の音楽用語としての分類

レッジェロは音楽用語の中の「発想記号」に分類されます。

発想記号とは、音符や休符では表しきれない曲のイメージや表現方法を文字で表した記号のこと。発想記号を見れば、どのように演奏すべきかという指示だけでなく、作曲者が伝えたかった曲への想いまでも知ることができます。

レッジェロの場合は、子供が遊んでいるようなイメージの軽やかな音で演奏することによって、爽やかな気持ちや楽しげな気持ちを表現することができます。

「レッジェロ」の演奏の仕方

レッジェロは、いくつかの音を滑らかにつなげて演奏する「レガート(legato)」と、音符ごとに短く切り離して演奏する「スタッカート(staccato)」の中間のような音になります。

例えばピアノの場合、指を使って弾くというよりも、手首を柔らかくして、手首から鍵盤を押す力が出ているようなイメージで弾くと、レッジェロが表現しやすいでしょう。またそれだけでなく、聴いている人が爽やかで楽しい気持ちになるよう意識して演奏することも大切です。

「レッジェロ」が使われている楽曲

レッジェロが使われている楽曲を紹介します。

  • ショパン「子犬のワルツ」
  • ブルグミュラー「アラベスク」

「レッジェロ」の例文・用例

レッジェロ

レッジェロを使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

●この曲にはレッジェロが使われており、聴いていると子犬がじゃれて遊んでいるような微笑ましい光景が目に浮かぶ。
●1小節目からもっとレッジェロを意識して弾いた方がいいでしょう。

SNSでの「レッジェロ」の使われ方

「レッジェロ」の類義語

レッジェロの類義語には、「レッゲーロ(leggero)」や「レジェ(leger)」などがあります。どちらも「優雅に、軽く」という意味を持つ音楽用語です。

「レッジェロ」の対義語・反意語

レッジェロの対義語には、「マエストーソ(maestoso)」「ペザンテ(pesante)」などがあります。どちらも「重々しく、荘重に」という意味を持つ音楽用語です。