「笹針」とは?意味と例文が3秒でわかる!

2021-01-31

「笹針」の意味とは

笹針とは、競馬で、競走馬の血液の循環が悪くなり、うっ血状態を起こした際に行なう特殊な針を使った手術という意味です。

「笹針」の語源

笹針の語源は、手術に使う針の形です。
うっ血を取るために行なう手術の際に、「三稜針」という特殊な針を使いますが、その針の形が笹の葉に似ていることから、笹針と呼ばれています。

「笹針」の特徴

競走馬が急性の筋肉疲労でうっ血している部分に針を刺し、うっ血を取ります。
これを乱刺手術(ササバリ)といいます。乱刺手術は、日本独自の治療法で、欧米などでは見られません。
針を刺した刺激によって、新陳代謝をうながし、治療します。

笹針は、使い込まれた馬が休養に入る前にうつことが多く、休養期間は最低でも1ケ月程度は必要だと言われています。

「笹針」の注意事項

日本独自の治療法のため、海外競馬を重んじるファンなどは、笹針の医学的根拠などを疑問視する声もあります。

「笹針」の3つの効果

治療される馬は休養がとれる

笹針をうった馬は休養させられることになります。
数日間は馬小屋に入れられ、騎手などが馬に乗ることはなくなるため、しっかり休養を取ることができます。

筋肉疲労がとれる

針をうつことにより、馬の身体に傷がつき、その傷を癒すために、ヒスタミンという物質が分泌されます。ヒスタミンには筋肉を回復させる働きがあり、笹針をうった馬はより早く筋肉の疲労がとれます。

体内の炭酸ガスを体外に出すことができる

血液のなかに残っている老廃物や炭酸ガスを、笹針をうつことで、体外に排出することができます。

「笹針」の例文・用例

笹針

笹針を使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

●競走馬のうっ血がひどいので、笹針をうつ。
笹針をうって、馬を休ませる。

SNSでの「笹針」の使われ方

「笹針」の類義語

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「笹針」の対義語・反意語

笹針の対義語・反意語はありませんでした。