「エクリン汗腺」とは?意味と例文が3秒でわかる!

「エクリン汗腺」の意味とは

エクリン汗腺とは、汗を分泌する器官である汗腺のうち、主に体温調整のために汗を出す汗腺のことです。エクリン汗腺は唇や爪などを除いたほぼ全身に分布しています。日本人で200万~500万個あるといわれています。エクリン汗腺から分泌される汗は無味無臭で、約99%が水分であるため粘り気もなくサラサラとしています。人が出す汗のほとんどがエクリン汗腺から出る汗です。

エクリン汗腺から出る汗自体は無臭ですが、雑菌がエクリン汗と結びつくとにおいが発生します。そのため、衣服についていた雑菌が体の汗と結びつくと、時間の経過と共に、湿り気を帯びて雑菌が活性化し、汗臭いにおいがするようになります。汗をかいた後すぐに着替えることなどに気をつければ、においを防ぐことができます。

なお、汗腺にはアポクリン汗腺もあります。アポクリン汗腺は体の限られた部分にあり、特に脇の下に多く分泌しています。アポクリン腺から出る白く濁って粘り気のある汗には、脂質やタンパク質など、においのもととなる成分が多く含まれているため、特にアポクリン汗腺がわきがの原因となるとされています。

「エクリン汗腺」の語源

エクリン汗腺の「エクリン」(eccrine)とは英語で、「分泌細胞の一部を放出せず、澄んだ水分の分泌を生産する」という意味を表す形容詞です。

「エクリン汗腺」の例文・用例

エクリン汗腺

エクリン汗腺を使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

●単なる汗っかきだと思っていたら、エクリン汗腺から出る汗の量が極端に多い、多汗症と診断された。
エクリン汗腺は特に手掌や足底に多い。

SNSでの「エクリン汗腺」の使われ方

「エクリン汗腺」の類義語

エクリン汗腺の類義語は、「エクリン腺」や「小汗腺」です。いずれも意味はエクリン汗腺と同じです。

「エクリン汗腺」の対義語・反意語

エクリン汗腺の対義語・反意語はありませんでした。