「顆粒層」とは?意味と例文が3秒でわかる!

「顆粒層」の意味とは

顆粒層とは、表皮の中で、角質層と有棘層(ゆうきょくそう)の間に位置する層のことです。顆粒層は、扁平な形をした顆粒細胞が2~3層に重なってできています。顆粒層は卵胞、小脳の皮質などにみられる層を指す場合もあります。

一般的に表皮において肌が生まれ変わるサイクルは約28日間で、基底層から顆粒層手前までが約半分の14日間、顆粒層から角質となり剥がれ落ちるまでが残り半分の14日間です。この過程を「角化(角質化)」、それに要する時間を「ターンオーバー(肌周期)」といいます。

「顆粒層」の語源

表皮のうち最も内側の基底層で作られたケラチナサイト(角化細胞)は、この層まで押し上げられると、大きさや形状の様々な顆粒を大量に有しています。このケラトヒアリン顆粒を細胞質に含むことから、顆粒層と名付けられました。顆粒層のケラチノサイトは皮膚の表面に押し上げられていくにつれて、多角形の形を失い、平たくなっていき、角層細胞(角質細胞)に変化します。

「顆粒層」の役割

顆粒層には「ケラトヒアリン顆粒」という小さなビーズのような粒が存在し、紫外線などを跳ね返して皮膚を守る役割を担っています。また、角層が正常に機能するために必要なセラミドなどの保湿成分をつくっています。

「顆粒層」の例文・用例

karyuusou

顆粒層を使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

顆粒層の顆粒は目に見えないけれど、大切な役割を果たしている。
●表皮が薄い場所では顆粒層も薄い。

SNSでの「顆粒層」の使われ方

「顆粒層」の類義語

顆粒層の類義語はありませんでした。

「顆粒層」の対義語・反意語

顆粒層の対義語・反意語はありませんでした。