「立毛筋」とは?意味と例文が3秒でわかる!

「立毛筋」の意味とは

立毛筋とは、人の顔に存在する約10万個の毛穴1つ1つに直結する筋肉のことです。ただし、鼻毛、眉毛、まつげ、あるいは顔面のうぶ毛の一部などでは立毛筋をもっていません。

立毛筋は自分の意思では動かすことや鍛えることができず、不随意筋と呼ばれています。立毛筋は太さ50~200マイクロメートルで、毛の傾斜面に存在しています。

これまで「毛穴のゆるみ」や「肌のたるみ」は、加齢による肌内部のコラーゲンやエラスチンの減少が主な原因と考えられていましたが、富士フイルムスキンケア研究所は「立毛筋が老化すること」がその原因の1つであることを初めて実証しました。

※参照:https://ls-jp.fujifilm.com/astaliftbrand/science/topics/arrector-pili-muscle.html

「立毛筋」の語源

立毛筋は寒さや恐怖などを感じると収縮し、毛をまっすぐに立たせる働きをするため、このように呼ばれています。

「立毛筋」のはたらき

立毛筋には、毛穴の根本から皮膚を引き締め、毛穴の開きを調節する機能があります。たとえば、通常毛髪は斜めに生えていますが、寒くなったときや恐怖などのストレスを受けた際に立毛筋が収縮することで垂直方向に逆立ち、鳥肌が立ちます。

特に寒くなったときに、血管の収縮とともに立毛筋が収縮することで、外部との接触面積を減らし熱を放出しにくくすることに役立っています。

「立毛筋」の例文・用例

立毛筋を使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

立毛筋は交感神経に支配されている。
立毛筋が衰えると、毛根の立ち上がりが悪くなる。

SNSでの「立毛筋」の使われ方

「立毛筋」の類義語

立毛筋の類義語は「起毛筋」です。意味は同じです。

「立毛筋」の対義語・反意語

立毛筋の対義語・反意語はありませんでした。