「軍配」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「軍配」の意味とは
軍配とは、相撲の取り組みの際、行司が合図や指示のため持つうちわの形をした道具のことです。
「軍配」の概要
軍配とは「軍配団扇」の略称で、元々は武将が戦において軍を指揮する際に用いた道具です。出陣の日取りや方角、天文から未来を予測し、軍を適切に配置することを「軍配術」と言い、軍配術をもって指揮する人のことを「軍配者」と呼びます。
大相撲で軍配が使われるようになった理由には諸説ありますが、戦国時代の武士たちが戦の合間に自陣の中で相撲をとることがあり、その時に行司役の武士が軍配を使っていたことが由来するという説が有力です。
大相撲の軍配の形は卵形やひょうたん型が多く、持ち手の先に房がついているものがよく見られます。
戦で使われていたものの名残であるため、「天下泰平」などと書かれていることがありますが、文字や図柄に決まりがあるわけではありません。
「軍配」の相撲での使われ方
大相撲では行司が軍配を使って取り組み開始や勝敗を指示します。
まず、力士の立ち合いの際には両者の間に軍配を差し出し、これを引き上げることで取り組みがスタートします。
そして勝敗が決まった時、勝者に向かって軍配を上げることで場内にどちらが勝ったのかを知らせます。
また、大相撲では「仕切り」という時間が設けられており、この時間を使って力士は精神を統一したり気持ちを高めたりします。
仕切りには制限時間があり、行司は制限時間が来ると軍配を裏返して構えることで力士に合図をします。
この状態を「軍配を返す」「軍配が返る」「軍配を構える」などと表現します。
「軍配」の表現の広がり
相撲だけでなく日常でも使われる「軍配」の表現をご紹介します。
軍配を上げる
競争や勝負事で勝つことを意味する慣用句です。
これは、相撲で勝った方に向けて行司が軍配を上げるところから来ています。
「軍配が上がる」とも言います。
「軍配」の例文・用例
軍配を使った例文・用例を紹介します。
●透かし彫りの軍配というのもあるみたいだよ。
●軍配は相撲を象徴する道具の一つです。
SNSでの「軍配」の使われ方
軍配迷い、物言いになりました!
正代関、今日も際どい相撲です。— 上松太郎【上松町観光協会公式】 (@taroh_agematsu) January 22, 2021
結果は軍配通り、大栄翔の勝ち。
しかし高田川親方、結論いう時に溜めるよね(笑) #sumo
— ペパーミントあい@相撲と紅茶とゲームと私 (@peparmint_ai) January 21, 2021
「軍配」の類義語
軍配の類義語はありませんでした。
「軍配」の対義語・反意語
軍配の対義語・反意語はありませんでした。