「番付表」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「番付表」の意味とは
番付表とは、大相撲の順位表のことです。
「番付(ばんづけ)」と省略されることが多いです。
いわゆる日本相撲協会の人事異動であり、力士だけでなく、年寄、行事、呼出、床山など本場所に関連する職種ごとの地位を一覧で見ることができます。
基本的に前の場所の成績によって、次の場所の番付が決まります。
一年で6回開催される各場所の開催13日前(※)に発表されます。
(※年末年始の繁忙期を考慮して、一月場所のみ早めに発表されます。)
番付表は紙面の中央を境に東(右)と西(左)に分かれています。
さらに5つの段で仕切られていて、一番上の最初の段には横綱、大関、関脇、小結、幕内の地位と四股名が縦書きで並べられています。
二段目に十両と幕下、三段目に三段目(地位の名称)、四段目に序二段です。
そして、一番下の段に序二段、年寄、若者頭、世話人…と続きます。
東西の境目には「蒙御免(ごめんこうむる)」の文字が掲げられており、その下に行司の名が載っています。
ちなみに蒙御免とは「許可を得て興行をしている」ことの宣言で、江戸時代に寺社奉行に許可を得て相撲を行っていたことの名残だそうです。
「番付表」はどのように作成されるのか
番付は各場所の閉幕後3日以内に召集される番付編成会議で、翌場所の番付が決められます。
審判部と副理事が出席し、行司も書記として同席しますが発言権はありません。
番付の編成が定まってもすぐには発表されず、基本的に翌場所の13日前の番付発表日に公開されます。
すなわち、すでに決まっている番付は発表日まで「極秘」扱いとされています。
しかし、昨今では報道機関各社のサイトで発表時刻直後に番付編成の記事が配信されていることから、極秘扱いはあくまで建前である可能性が指摘されています。
ちなみに番付の編成ではなく、実際に紙面に書いているのは行司です。
紙面はケント紙が使われており、また「相撲字」と呼ばれる字体で書かれています。
「番付表」の歴史
番付表の起源は、興行の場所に立てた「興行札」という木製の掲示板だと言われています。
興行札には開催日時と出場する力士の名前、序列などが公表されていました。
興行の規模が大きくなり、より多くの人に効率よく告知するため、木版印刷によって番付表が発行されるようになったのは江戸時代の享保年間です。
紙に刷られた番付は、元々2枚構成になっており、東と西で分かれていました。
現在のように1枚に統合されるようになったのは宝暦7年(1757年)からだと考えられています。
「番付表」の例文・用例
番付表を使った例文・用例を紹介します。
●番付発表日に番付表を確認する。
●番付表の編成に納得が行かない。
SNSでの「番付表」の使われ方
江戸時代後期の刀剣番付表が3つ展示されてたんだけど、長船長義の表記を見つけて嬉しくなったりしてた
素敵な空間だったな…… pic.twitter.com/xKdsthpLr0— 昨一 (@sakuichi58) November 20, 2022
整体の先生から今場所の番付表貰ったんだ? pic.twitter.com/nKDAjPM0zm
— たちばなかなで (@tatibana_HWM540) November 24, 2022
「番付表」の類義語
番付表の類義語はありませんでした。
「番付表」の対義語・反意語
番付表の対義語・反意語はありませんでした。