「居飛車党」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「居飛車党」の意味とは
居飛車党とは、将棋において、居飛車という戦法を多く使う棋士およびその棋風という意味です。
「棋風」とは、将棋を指す上での個性や特徴のことです。
「居飛車党」の特徴
将棋には「居飛車」と「振り飛車」という二大戦法が存在します。
「振り飛車」は序盤から飛車を初期位置から横に移動させて指す戦法であるのに対し、「居飛車」は序盤では飛車を定位置に据えたまま戦います。
この居飛車という戦法を対局の中でより多く用いる棋士は「居飛車党」と呼ばれます。
対局相手も居飛車党だった場合は「相居飛車」となり、矢倉・相掛かり・角換わり・横歩取りといった戦法がとられます。相手が振り飛車党の場合は「対振り飛車」となり、相手がどこに飛車を振ったか、急戦派か持久戦派かによって戦法が細かく変わっていきます。
急戦は序盤から攻めていくこと、持久戦は守りを固めてから攻めに回る戦法のことをいいます。
また、王将を守る布陣のことを「囲い」と呼び、居飛車では矢倉囲い・舟囲い・左美濃囲い・穴熊囲いなどが採用されます。
「居飛車党」の主な棋士
居飛車党に分類されるプロ棋士には、対振り飛車研究を進め様々な戦法を編み出した山田道美氏や加藤一二三氏、「受け師」とも呼ばれる木村一基棋士、最年少でのプロ入りをはじめ多くの記録を打ち出している藤井聡太棋士が挙げられます。
また、永世七冠である羽生善治棋士も居飛車党ですが、稀に振り飛車で指すことがあります。
「居飛車党」の例文・用例
居飛車党を使った例文・用例を紹介します。
●プロ棋士には居飛車党が多いらしいよ。
●だんだん自分の棋風が掴めてきたけど、どちらかというと居飛車党かな。
SNSでの「居飛車党」の使われ方
振り飛車党なのに相振りのほうが得意だと気が付いて居飛車党になりました。意外とそういう人多そう。
— ずー(指す将A3) (@supervotti) January 6, 2021
そーいや、倉敷で大山康晴記念館に行った後、古本屋さんで昭和40年台の大山将棋の本が置いてあったので手に入れましてん。居飛車党やけど?
いつかオールラウンダーに進化する時に(その日は来るのか?)活用します。
この紙袋懐かしいなぁ。折角なのでブックカバーとして使ってます。#将棋#大山康晴pic.twitter.com/0sVpNxYATv— がんぎ (@gangi4767) January 8, 2021
「居飛車党」の類義語
居飛車党の類義語はありませんでした。
「居飛車党」の対義語・反意語
居飛車党の対義語は、「振り飛車党」です。
序盤から飛車を横に動かして戦う「振り飛車」という戦法を多く用いる棋士のことです。