「好手」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「好手」の意味とは
好手とは、将棋において勝利に繋がる良い指し手という意味です。
囲碁やチェスなどでも同様に使われます。
「好手」のポイント
好手は特に、指し手のパターンが複数考えられるような局面において使われます。
そのため、単純な駒の取り合いを行っているような段階では使われません。
勝敗に結びつくような局面で、形勢を有利にもっていくような指し手を選択した場合に「好手」と評価されます。解説者などからその場で判断される場合もあれば、勝負がついたあとに「あの指し手が好手だった」という風に振り返って使われることもあります。
大事な局面で好手を指せるようになるためには、様々なパターンの好手に触れることが大切だとされています。
そのために「棋譜並べ」を通して勉強する人が多くいます。
「棋譜」とは、ある対局の指し手を最初から最後まで順番に記録したもので、プロ棋士の棋譜を見ながらその通りに並べてみることで、体験として好手に触れることができます。
「好手」の別の意味や使われ方
将棋や囲碁、チェス以外でも「好手」が使われることがあります。
「技術が優れている様子」「優れた技や技術を使う人」のことを表します。
たとえば、スポーツの世界で際立った技術を発揮し、好成績を残す選手のことを「好手」といったりします。
「好手」の例文・用例
好手を使った例文・用例を紹介します。
●あの局面の一手が好手となり、勝利に結びつきました。
●こういう指し手が好手になるのか。棋譜を読むのは勉強になるなぁ。
SNSでの「好手」の使われ方
指し初め10秒は5-1。
五段の方に完敗…。いいところなかった。図では43歩が好手だが、歩を謝る手が本当に見えない。反省。 pic.twitter.com/EZ3zYEJI3T— ちょす (@cheesydub) January 1, 2021
バイト終わり。結局、悩んだ挙句3手詰ハンドブックとキーホルダー両方を贈りました。本人はとても喜んでくれて嬉しい?
ところで、教えている子が好手を指したので紹介します。以下の局面で彼が指した手は64歩!僅か2カ月でここまで成長するとは驚きです。 pic.twitter.com/a0q4vEOVjR— カレー (@kevin_634) December 25, 2020
「好手」の類義語
好手の類義語は、「最善手」「妙手」です。
「最善手」とは、その局面で打てる手のうち、最も勝利に近づけると考えられる良い手のことです。また、「妙手」は好手の中でも多くの人には気づきづらい、意外だけども「うまい」と言わせるような指し手のことを意味します。
「好手」の対義語・反意語
好手の対義語は、「悪手」です。
こちらは、形勢を不利にするきっかけとなるような、まずい指し手という意味です。