「抗真菌薬」とは?意味と例文が3秒でわかる!

「抗真菌薬」の意味とは

抗真菌薬とは、真菌(かび)の増殖を阻害する抗真菌作用により、白癬菌やカンジダなどの感染による症状を改善する薬のことです。

真菌が皮膚に感染しておこる病気を皮膚真菌症といい、白癬菌やカンジダなどが原因でおこるものが多いです。白癬症は白癬菌による皮膚感染症で、足、爪、頭部など感染する場所は様々です。カンジダ症は真菌による感染症で、性器や口の中などに症状がおこります。
抗真菌薬には外用薬と内服薬の双方があります。外用薬には軟膏剤、クリーム剤、液剤などがあり、内服薬には錠剤やカプセルといったものがあります。皮膚病変の状態や使用部位などに合わせてどの形態の薬にするかを選択できる場合もあります。

抗真菌薬は、人と同じ真核細胞からなる真菌を攻撃する薬剤であるため、副作用が強くなることが課題となっていました。しかし、近年では副作用を克服する抗真菌薬が開発されています。

「抗真菌薬」の語源

「真菌」(かび)の増殖を阻害する、つまり抵抗する薬であることからこのような名称がつけられています。

「抗真菌薬」の種類

外用薬の種類

主な抗真菌外用薬は以下の通りです。形状や効果の強さがそれぞれ異なります。

イミダゾール系のものは以下の通りです。
・アトラント(ネチコナゾール塩酸塩)
・アスタット(ラノコナゾール)
・ルリコン(ルリコナゾール)
・ルコナック(ルリコナゾール)

非イミダゾール系のものは以下の通りです。
・メンタックス(ブテナフィン塩酸塩)
・ボレー(ブテナフィン塩酸塩)
・ラミシール(テルビナフィン塩酸塩)
・ペキロン(アモロルフィン塩酸塩)
・ハイアラージン(トルナフタート)
・ゼフナート(リラナフタート)
・クレナフィン(エフィナコナゾール)

内服薬の種類

主な抗真菌内服薬は以下の3剤です。
・ネイリン(ホスラブコナゾール)
・ラミシール(テルビナフィン)
・イトリゾール(イトラコナゾール)
中でも最も治療効果が高いのはネイリン(ホスラブコナゾール)です。

「抗真菌薬」の例文・用例

抗真菌薬

抗真菌薬を使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

●皮膚科へ行って抗真菌薬を処方してもらった。
抗真菌薬を使い続けているが、元々の症状が酷かったこともあり、治療が長期化している。

SNSでの「抗真菌薬」の使われ方

「抗真菌薬」の類義語

抗真菌薬の類義語はありませんでした。

「抗真菌薬」の対義語・反意語

抗真菌薬の対義語・反意語はありませんでした。