「感作」とは?意味と例文が3秒でわかる!

「感作」の意味とは

感作とは、生体に特定の抗原を与えることによって、その抗原の再度の刺激に対して過敏な状態にすることという意味です。
次にその刺激物が体内に入ってきた場合、免疫機能が働くことですぐに抗体が作られ、対処ができる状態のことを言います。
アレルギーなどの「抗原抗体反応」で用いられます。

「減感作療法」とは

減感作療法とは、アレルギー反応を起こしにくい体質を作るための治療法で、広い意味での「体質改善」と言えるでしょう。
アレルギー反応が起きる原因は、アレルギーを起こしやすい体質にあり、体質を改善しなければ解放されることはありません。

花粉やハウスダスト、特定の食物などの抗原が体内に侵入すると、免疫細胞がそれを認識、抗原に対しての抗体が作られると、アレルギー反応が起こります。
ここでできる抗体を「特異的IgE抗体」と言い、この状態が「感作」です。

減感作療法では、「特異的IgE抗体」を作るのではなく、抗原となる物質を少しずつ注射していくことで「IgE抗体」という異なる抗体を作ります。
再度抗原が体内に入った時に、「特異的IgE抗体」よりも先に「IgE抗体」と結合することで、アレルギーを起こさないようにします。

減感作療法はとても良い治療法ではあるものの、治療に5年ほど必要であることや、「IgE抗体」のでき方に個人差があること、また、抗原を注射することで、稀にショック状態を呈する場合があります。

「感作」の例文・用例

感作

感作を使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

●動物にも減感作ってあるのよ。
●アレルギーの知識がない私でも、経皮感作や経口免疫療法の勉強ができる本でした。

SNSでの「感作」の使われ方

「感作」の類義語

感作の類義語はありませんでした。

「感作」の対義語・反意語

感作の対義語・反意語はありませんでした。