「アピる」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「アピる」の意味とは
アピるとは、「アピールする」という意味の若者言葉です。
主に自分自身、または物事・人物の特徴や長所を他者に主張したり、誇示したりする様を指します。
「アピールした」のように過去形で使う場合は「アピった」、過剰にアピールする際には「アピり過ぎる(アピールし過ぎる)」といった風に表現します。
「アピる」の普及の背景
「アピる」は「コギャル文化」から生まれた言葉(ギャル語)だと言われています。
コギャルとは、1990年代に流行した奇抜な服装やメイクを施した女子高生のことです。
主に「ミニスカート」「ルーズソックス」「ガングロ」「茶髪」を特徴とし、このようなファッションや趣味趣向を総称して「コギャル文化」と言ったりします。
また彼女達は独特な言葉の表現を好み、「アピる」のほかにも「超ウケる(滑稽である)」や「オケる(カラオケに行く)」等の俗語を作り出し、一部はネットや一般用語として普及しているものもあります。
「アピる」に関しては、現在の用法と同様に、自分や物事・人物をアピールする際に使われていましたが、基本的に自分をアピールする際に、すなわち「自己アピール」の略として用いられるのが通例だったようです。
また、今も昔も「色恋」が若者の関心事において大きな比重を占めることから、多くの場合、「憧れの異性に対する自己アピール」といった文脈で使われることが多いです。
「アピる」の派生パターン
「アピる」の派生パターンとして「〇〇アピ」があります。
「アピ」の前には、主にアピールする内容を置きます。
例えば、仕事がバリバリ出来る人材であることを主張する場合は「仕事出来るアピ」「意識高い系アピ」等と表現します。
他にも、性格の良さをアピールする際には「性格が良いアピ」「サバサバ系アピ」等と言ったりもします。
このような表現をアピールしている本人が使うことは滅多になく、一般的に他者が自己顕示欲をむき出しにしている様子を軽蔑・揶揄する時に使うケースがほとんどです。
例えば、以下のような感じにです。
「あいつ、営業成績が低いクセにやたらと『仕事出来るアピ』してくるんだよなぁ」
「『私ってサバサバしてます』アピする女ほど、付き合い始めると面倒くさいよ」
あるいは以下のように、自分が自己アピールしていることを、あえて公表するパターンも稀に見受けられます。
「誰かに祝ってもらいたいので『誕生日アピ』してみました」
このように欲求や目的を間接的にアピールしていることを赤裸々に伝えることで、むしろ他者に好感を持ってもらえる場合もあります。
「アピる」の例文・用例
アピるを使った例文・用例を紹介します。
●異性にアピってみたけど振り向いてもらえなかった。
●出身大学をアピるのは虚しいです。
SNSでの「アピる」の使われ方
誕生日ケーキ予約してきた!!!!10/27なので祝ってくれたら泣いて喜びます!!今のうちからアピる!!!! pic.twitter.com/VPIPGSndnJ
— なぎ♡⃛ (@sh_ll_n) October 25, 2021
なかなか声かけてくれないから痺れを切らしてうちわでアピるのホントすこ pic.twitter.com/cbbBDBrf40
— 缶崎つな (@tsunahagamesuki) October 31, 2021
「アピる」の類義語
アピるの類義語はありませんでした。
「アピる」の対義語・反意語
アピるの対義語・反意語はありませんでした。