「チクる(ちくる)」とは?意味と例文が3秒でわかる!

2021-12-13

「チクる(ちくる)」の意味とは

チクる(ちくる)とは、告げ口をする、言いつける、密告するという意味の若者言葉です。

「チクる(ちくる)」の英語表現

「チクる」の英語表現には、以下のようなものがあります。

  • tell on 例:I will tell dad on him. (パパに彼のことをチクろう)
  • snitch 例:Stop snitching on us ! (俺らのことをチクるのはやめろ!)
  • tattle on 例:The girl tattled to her teacher. (その女の子は先生にチクった)
  • rat out 例:I’ll rat you out about fight. (喧嘩のことをチクるよ)

「チクる(ちくる)」の語源

チクる(ちくる)の語源は諸説ありますので、それぞれご紹介します。

口という言葉

チクるは「告げ口」を意味します。この「告げ口」の「口(クチ)」をひっくり返した(倒語)「チク」を動詞として活用することで、「チクる」という表現が生まれたといわれています。

針で刺す擬音

針などで刺す時の擬音に「ちくちく」「ちくり」「ちくん」などがあります。
物理的な攻撃以外にも、相手の心をジワジワと気づ付けるような精神的な攻撃を表す比喩表現としても用いられる言葉で、「ちくりと嫌味を言う」「さっきの友達の言葉で心がちくちくする」などと使われることがあります。

告げ口や密告をすることで相手にダメージがあることから、そのような行為を「チクる」「チクり」と言うようになったという説です。

「チクる(ちくる)」と嫌われる?

学校で起こったことなどを、すぐに先生や保護者などにチクる人のことを「チクり屋」「チクり魔」などと表現することがあります。
どちらかというと、「なんでそんなことを告げ口するんだよ」「都合の悪いやつだ」といったネガティブな印象で使われることが多いです。

しかし、見過ごせないいじめや喧嘩などはすぐにしかるべきところへチクることが大切です。これは職場などにも言えることで、状況に合わせて不正行為などをチクることが必要な場面もあります。チクることが必ずしも嫌われるということはありません。

「チクる(ちくる)」の例文・用例

チクる

チクる(ちくる)を使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

●この前の遅刻、親にチクるのだけはやめてくれ!
●これはさすがにちくった方がいいかなぁ…。

SNSでの「チクる(ちくる)」の使われ方

「チクる(ちくる)」の類義語

チクる(ちくる)の類義語は、「バラす」です。
秘密や隠し事などを人に暴露することをいいます。

「チクる(ちくる)」の対義語・反意語

チクる(ちくる)の対義語・反意語はありませんでした。