「豆腐メンタル」とは?意味と例文が3秒でわかる!

「豆腐メンタル」の意味とは

豆腐メンタルとは、豆腐のように柔らかく、崩れやすい精神力のことです。

「豆腐メンタル」の語源

豆腐メンタルは、架空のカードゲームを題材にした漫画作品『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ』のキャラクター「闇遊戯(やみゆうぎ)」の心理状態を由来とします。

そもそも闇遊戯とは、主人公の「武藤遊戯」のもう一つの人格のことで、冷静かつ強い精神力を持つキャラクターとして知られています。

ところが本作品の長編シリーズ「ドーラ編」において、普段の闇遊戯と異なる、弱弱しい精神状態に陥りました。

いつもの冷静沈着な印象とのギャップが話題となり「豆腐のように脆いメンタル」という意味で「豆腐メンタル」という言葉が流行しました。

(※ただし「豆腐」と作品、またはキャラクターとの関連性はわかりませんでした。)

以降、精神的なショックを受けてすぐに心が折れてしまうキャラクターや人物を評する表現として用いられるようになりました。

「豆腐メンタル」の持ち主の特徴

豆腐メンタルの持ち主の特徴として、以下のような点が挙げられます。

・人の視線や評価が気になってしまう
・些細な失敗で落ち込んでしまい、立ち直るまでに時間がかかる
・拒絶されることを恐れて、誰かを誘ったり声をかけられない
・プレッシャーに弱く、挑戦することを避けたり、投げ出してしまう
・人に怒られるのを恐れて、無難な発言や行動に終始してしまう

ただし、必ずしも上記全てに当てはまるわけではありません。

「豆腐メンタル」と「こんにゃくメンタル」の違い

豆腐メンタルと似ている言葉として「こんにゃくメンタル」があります。

どちらも「柔らかな食材」と「メンタル」を掛け合わせた言葉ですが、意味は似て非なるものです。

こんにゃくメンタルとは「一見、弱弱しい印象があるが、いざという時に強い心で乗り切れる精神」のことです。

こんにゃくの押したり曲げたりしても簡単には崩れない「柔軟力」が例えられています。

「豆腐メンタル」の例文・用例

豆腐メンタル

豆腐メンタルを使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

●私は豆腐メンタルなので優しくしてください。
●普段は強気だけど、実は豆腐メンタルなキャラクターが好きです。

SNSでの「豆腐メンタル」の使われ方

「豆腐メンタル」の類義語

豆腐メンタルの類義語は、「たまご豆腐メンタル」「シャボン玉メンタル」「ガラスのハート」です。

「たまご豆腐メンタル」とは、豆腐メンタルの派生語で、木綿や絹よりも崩れやすいことから豆腐メンタルよりも弱い精神状態を指します。

また、豆腐のようで大豆やニガリが入っていない、すなわち厳密には豆腐ではないことから「見せかけばかりが達者な人」という意味でも用いられます。

「シャボン玉メンタル」とは、シャボン玉のようにちょっとしたことで壊れやすい精神状態のことです。

「ガラスのハート」とは、繊細な心理状態や傷つきやすい性格を表す言葉です。

「豆腐メンタル」の対義語・反意語

豆腐メンタルの対義語は、「こんにゃくメンタル」です。

「こんにゃくメンタル」とは、普段は自信無さげに見えるが、いざという時に力強さを発揮する精神のことです。

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Posted by 杏奈琴湖