「ダッカール」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「ダッカール」の意味とは
ダッカールとは、美容・理容用語でカットやセット、カラーを施術する際に、毛束をまとめて留めるためのヘアクリップのことです。
一般的に細長く湾曲しており、頭皮に当たる下側の部分が金属、上から髪をはさむ部分はプラスチックで出来ています。
他のピン・クリップに比べて、髪の毛に跡が付きにくいと言われています。
ちなみに鳥のくちばしに似ていることから「くちばし」と呼ばれることもあります。
正式名称は「duck curl pin(ダックカールピン)」ですが、美容業界ではこれを省略して「ダッカール」と呼称します。
主に、セクショニング(※)やブロッキング(※)などヘアセット時に用いられますが、後述するようにヘアアクセサリーとして使うタイプのものもあります。
※セクショニングとは、頭髪を部分分けしてヘアカット・セットを行う手法です
※ブロッキングとは、頭髪を部分分けする際にクリップやヘアゴム等で留めることです
「ダッカール」の使用方法
ダッカールは根元にあるツマミを指先で押して開き、放して閉じます。
留めておきたい分の毛束を手でまとめて、水平方向に挟み込んで留めます。
この時、湾曲の内側が頭皮側になっていることを確認しましょう。
また、根元に挿入して長時間放置すると髪の毛に跡が残りやすくなるため、根元よりもやや毛先に近い部分に差し込むのが一般的です。
「ダッカール」の種類
ダッカールには主に3つの種類があります。
各タイプについて説明します。
一般的なタイプ
ヘアセットやヘアスタイリングで用いられるダッカールは、装飾の無いシンプルなタイプです。
挟む力を強めに作られており、毛束をしっかりとホールドできるため、ブロッキングやセクショニングで重宝します。
ただし、毛量が多くなるほどホールド力が下がりやすくなるのが難点です。
跡が付きにくいため、施術時だけでなくメイク中に髪を留めておくために使う人もいます。
ワニクリップ
クリップの挟み込む部分がギザギザしているタイプのダッカールです。
ギザギザを牙に見立てるとワニの口に似ていることから「ワニクリップ」または「クロコクリップ」などと呼称されています。
多めの毛束を掴めるのが特徴で、主に大雑把にブロッキングする際に使用されています。
コンコルド(くちばし)
前述の2タイプはヘアセットとして用いられることが多いですが、ヘアアクセサリーとして使われるタイプを「コンコルド」と言います。
シンプルな模様をはじめラインストーンや花飾り、リボンが付いているものもあり、ヘアスタイルを華やかに見せる効果があります。
ちなみに、ダッカールを「くちばし」と呼称する場合、このコンコルドを指すことが多いです。
「ダッカール」の例文・用例
ダッカールを使った例文・用例を紹介します。
●ダッカールで毛束をまとめる。
●前髪が鬱陶しいのでダッカールしたまま寝た。
SNSでの「ダッカール」の使われ方
アイロンかけるの久しぶり過ぎてダッカールからグダってるwwww
— 紀伊 (@ki__55h) February 14, 2022
最初そのままだったのに動き回るから頭ダッカールだらけにされてら…
手のかかる子でかわいいぴょん pic.twitter.com/CZ2Bq8Rgi7— 炭水化物 (@_tns1kb2_) February 10, 2022
「ダッカール」の類義語
ダッカールの類義語は、「コンコルド」「くちばし」です。
コンコルドとは、ダッカールの一種で、主にヘアアクセサリーとして用いられます。
くちばしとは、ダッカールの別称ですが、主にコンコルドを指すことが多いです。
「ダッカール」の対義語・反意語
ダッカールの対義語・反意語はありませんでした。