「ビッグイヤー」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「ビッグイヤー」の意味とは
ビッグイヤーとは、UEFAチャンピオンズリーグの優勝トロフィーのことです。
『UEFAチャンピオンズリーグ(CL)』は、欧州サッカー連盟(UEFA)が主催する大陸選手権大会を指します。
毎年9月から翌年5月にかけて行われ、UEFAに加盟する各国のクラブチームが参加します。
欧州サッカーにおける最も権威のある国際大会だと言われています。
この大会の優勝トロフィーは、両側に付けられている取っ手の部分が耳の形状に似ていることから「大きな耳」を意味する「ビッグイヤー(Big Ear)」と呼称されています。
「Big Year(大きな一年)」ではないので注意してください。
ビッグイヤーの正式名称は「ヨーロピアン・チャンピオン・クラブズ・カップ(European Champion Clubs’ Cup)」です。
ちなみに1996年に現在のCLの名称に変更される前は、優勝トロフィーの正式名称と同じリーグ名を冠していました。
「ビッグイヤー」の変遷
現在の優勝トロフィーのデザインは2代目に当たります。
初代の優勝トロフィーはフランスの日刊スポーツ新聞として知られる「レキップ」紙によって1956年に寄贈されました。
現在のデザインに一新されたのは1967年で、当時のUEFA事務局長だったハンス・バンゲルターの決定によるものです。
鋳物作業はUEFAの本部があるスイス・ベルン出身のユルグ・シュタデルマンに、仕上げは彫刻家のフレッド・ベニンガーが担当しました。
正面にはUEFAのロゴと『COUPE DES CLUBS CHAMPIONS EUROPÉENS』(※)の文が、裏面には歴代優勝チームが記載されている銀製のトロフィーで、高さ約74cm・重さ約8kgです。
(※ヨーロピアン・チャンピオン・クラブズ・カップの仏語訳)
製作には340時間かかったと言われています。
ちなみに以下の記事(※)では、ビッグイヤーを長年にわたり製造し続けているイタリア人の職人グエリーノ・ジョージ氏について紹介されています。
彼によれば、ビッグイヤーを象徴する耳型の取っ手が最も重要かつ複雑で、製造に15日間かかるそうです。
(※参考:https://www.soccer-king.jp/news/world/cl/20170603/596160.html)
「ビッグイヤー」の永久保持要件
ビッグイヤーはCLで「3連覇」または「5回以上優勝」することで、永久保持が認められています。
上記の偉業を達成したクラブは、以下の6団体です。
・レアル・マドリード
・ACミラン
・バイエルン・ミュンヘン
・リバプール
・FCバルセロナ
・アヤックス・アムステルダム
中でもスペインの『レアル・マドリード』は5連覇と3連覇を含む通算13回の優勝を成し遂げています。
「ビッグイヤー」の例文・用例
ビッグイヤーを使った例文・用例を紹介します。
●今シーズンでビッグイヤーを手にするのは、どのチームだろう?
●彼はビッグイヤー獲得に最も近い選手だ。
SNSでの「ビッグイヤー」の使われ方
まじで今年イスタンブールでビッグイヤー掲げよ。
ほんまにほんまに勝ちたい。レアルぶっ倒したい。— リサオ (@wtnbrstc) February 15, 2023
やっぱりCLこそ世界最高峰、生きてる間にもう一度ビッグイヤーをインテル取ってほしい
— CLアンセム (@Leftyyy55) February 15, 2023
「ビッグイヤー」の類義語
ビッグイヤーの類義語は、「ヨーロピアン・チャンピオン・クラブズ・カップ」です。
「ヨーロピアン・チャンピオン・クラブズ・カップ」はビッグイヤーの正式名称です。
「ビッグイヤー」の対義語・反意語
ビッグイヤーの対義語・反意語はありませんでした。