「オフサイドトラップ」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「オフサイドトラップ」の意味とは
オフサイドトラップとは、サッカーの戦術のひとつで、守備側が相手選手をオフサイドポジションに誘い込み、オフサイドの反則を取らせようとする作戦という意味です。
オフサイドとは、攻撃側の選手がボールを蹴った瞬間に、ボールとゴールラインとの間に、相手チームの選手がキーパーを含めて2人以上いない状態で、オフサイドポジションに立っていると判断される反則です。
オフサイドトラップは、オフサイドのルールを利用した戦術です。
守備側は、相手選手がパスを出す瞬間を見計らい最終ラインを上げることで、パスを受ける相手選手をオフサイドポジションに置き去りにします。
「オフサイドトラップ」の語源
オフサイドトラップの語源は、英語の「offside trap」です。
offsideは「オフサイド」、trapは「罠」という意味で、オフサイドトラップとは「オフサイドの罠」という意味になります。
「オフサイドトラップ」の歴史
オフサイドトラップは、19世紀後半のイギリスで生まれたと考えられています。
その当時は、オフサイドポジションの判断が曖昧であり、オフサイドトラップも現在のような確実なものではありませんでした。
しかし、1925年にオフサイドポジションの判断基準が明確なものになると、徐々にオフサイドトラップも確立されていきました。
その後オフサイドトラップは、イタリアのサッカーチーム「インテル」から広まって行きます。
1960年代当時の監督であるヘルムート・シェーンが考案した「イタリア式オフサイドトラップ」によって、さらに世界的に広く知られるようになりました。
イタリア式オフサイドトラップは、最終ラインを高く上げ、相手選手の動きに合わせてラインを動かす、非常に高度な技術を要する戦術でした。
「オフサイドトラップ」の種類
オフサイドトラップには、大きく分けて以下の3種類があります。
ライントラップ
ライントラップは、最も基本的なオフサイドトラップです。
ディフェンスライン全体を水平に並べ、相手選手がパスを出そうとする瞬間に、一気にラインを上げることでオフサイドを誘発します。
ゾーントラップ
ゾーントラップは、ライントラップに比べて柔軟性のあるオフサイドトラップです。
ディフェンスライン全体をエリアに分割し、各エリアを担当する選手が、相手選手の動きに合わせてオフサイドラインを上げ下げします。
マンマークトラップ
マンマークトラップは、相手チームの特定の選手にマークマンを付けて、その選手がオフサイドポジションに立たないようにするオフサイドトラップです。
「オフサイドトラップ」の例文・用例
オフサイドトラップを使った例文・用例を紹介します。
●オフサイドトラップに失敗すると、ゴールキーパーとボールを持った選手が一騎打ちになってしまいます。
●オフサイドトラップは、ディフェンスラインのコントロールにかかっています。
SNSでの「オフサイドトラップ」の使われ方
川島永嗣(ストラスブール/フランス)
2018年ロシアW杯のセネガル戦で、オフサイドトラップを仕掛ける事を全選手に共有されていたが、川島だけ知らされていなかった。 pic.twitter.com/OMKJFJX72D
— 知識0からのサッカー選手図鑑 (@futurepontyo) November 4, 2022
前半終了0-0
いける‼️体大‼️
めっちゃ走ってめっちゃ戦ってる⚽️
そしてナイスバックライン
法政の上手い抜け出しに
上手くオフサイドトラップで対応! pic.twitter.com/9urb7mV0Nk— ちゃあちゃん (@chaaa_080917) September 5, 2019
「オフサイドトラップ」の類義語
オフサイドトラップの類義語はありませんでした。
「オフサイドトラップ」の対義語・反意語
オフサイドトラップの対義語・反意語はありませんでした。