「武運長久(ぶうんちょうきゅう)」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「武運長久」の意味とは
武運長久(ぶうんちょうきゅうとは、武人としての運命が長く続くこと
を表す四字熟語です。武人が戦場で勝利し、無事に帰還することを願う言葉です。
武運長久は元々は武人に向けた言葉ですが、現代のビジネスシーンでは、仕事の命運や安全を祈るニュアンスでも用いられます。
たとえば、大きな仕事を任され赴任地へ行く人、全国大会へと出場する選手、人生をかけて海外へ武者修行に向かう人など、自分の命運をかけて何かに挑む人の無事や活躍を祈る意味で使われることが多いです。
「武運長久」の語源
「武運」とは、戦いにおける勝敗の運や、武人としての運命を指します。「長久」は、長く続くこと、永続することを意味します。つまり、「武運長久」は、戦場で武人が勝利し、その栄光が長く続くように、そして無事に長生きできるようにとの願いが込められた言葉です。
「武運長久」という言葉は、武士道精神が根強い日本において、古くから使われてきた言葉です。戦国時代など、武力による争いが頻繁に行われていた時代には、人々の生死が常に危うく、戦場で無事に生き抜くことは、誰もが願うことでした。このような背景から、「武運長久」という言葉が生まれ、人々の間で広く使われるようになったと考えられています。
「武運長久」の英語表現
武運長久を英語で表すと次のような表現になります。
・I pray your luck in war will last for a long time.(武運長久を祈ります)
[出典:ジーニアス和英辞典]
「武運長久」の例文・用例
武運長久を使った例文・用例を紹介します。
●戦国時代には武運長久の願いを込めて、神社に絵馬を奉納する風習があった。
●娘が無事志望校に合格できるよう武運長久を祈る。
SNSでの「武運長久」の使われ方
【六郷神社(東京都大田区)】
1057年に源頼義、源義家父子がこの地の大杉の梢高くに源氏の白旗を掲げて軍勢を募り、石清水八幡宮に武運長久を祈願したと云う
前九年の役の凱旋後に石清水八幡宮の分霊を勧請し八幡宮を創建したとされる #神社pic.twitter.com/T3Ow1AN8pf— 歴史のまにまに🌸 (@tennessee_rose8) June 3, 2024
我、請い願わん。宇露戦争で宇軍とともに戦う日本人義勇兵の武運長久を。 pic.twitter.com/XILW7z0PC9
— necoski_necoski (@NecoskiN) June 22, 2024
「武運長久」の類義語
武運長久を直接言い換えた類義語はありませんが、「武運長久を祈る」は「武運を祈る」に言い換えが可能です。いずれも戦いでの幸運、無事を祈ることを意味します。
「武運長久」の対義語・反意語
武運長久の対義語・反意語はありませんでした。