「濃厚接触」とは?意味と例文が3秒でわかる!

2020-09-20

「濃厚接触」の意味とは

濃厚接触とは、感染者との接触度を判断する目安のことです。

「濃厚接触」は新型コロナウイルスが流行したことによって使われるようになった言葉で、「濃厚接触」をした人のことを「濃厚接触者」と言います。

新型コロナウイルスの症状は人によって異なりますが、軽度から中等度の症状の感染者が多く、この場合は入院せず回復します。

もっともよくある症状は、発熱、空咳、倦怠感で、下痢、結膜炎、頭痛、喉の痛み、味覚または嗅覚の消失、皮膚の発疹または手押しの指の変色などの症状が見られることもあります。

濃厚接触か否かを決める上で重要なことは「時間の長さ」と「距離の近さ」だと言われています。必要な感染予防をせずに手で触れること、または対面で互いに手を伸ばしたら届くような距離(約1m)で一定以上の時間接触した場合「濃厚接触者」と考えられます。

新型コロナウイルス感染症対策専門家会議によると、対面で人と人との距離が近い接触(1m程度)が、会話などで一定以上の時間続き、不特定多数の人たちと交わされる環境は感染拡大のリスクが高いとされています。

「濃厚接触者」の定義

定義は随時更新されていますが、2020年4月27日に国立感染症研究所感染症疫学センターが発表した定義によると、「濃厚接触者」とは「患者(確定例)」の感染可能期間に接触したもののうち、次の範囲に該当する者のことを指します。

・ 患者(確定例)と同居あるいは長時間の接触(車内、航空機内等を含む)があった者
・ 適切な感染防護無しに患者(確定例)を診察、看護若しくは介護していた者
・ 患者(確定例)の気道分泌液もしくは体液等の汚染物質に直接触れた可能性が高い者
・ その他: 手で触れること又は対面で会話することが可能な距離(目安として1メートル)で、必要な感染予防策なしで、「患者(確定例)」と15分以上の接触があった者。
(周辺の環境や接触の状況等個々の状況から患者の感染性を総合的に判断する)

引用:新型コロナウイルス感染症患者に対する積極的疫学調査実施要領(暫定版)https://www.niid.go.jp/niid/images/epi/corona/2019nCoV-02-200206.pdf

患者(確定例)の感染可能期間とは

「患者(確定例)の感染可能期間」とは、発熱や咳、呼吸困難などの急性の呼吸器症状を含む、新型コロナウイルス感染症を疑うような症状を呈した2日前から隔離開始までの間とされています。

新型コロナウイルス感染症を疑う症状:発熱、咳、呼吸困難、全身倦怠感、咽頭痛、鼻汁・鼻閉、頭痛、関節筋肉痛、下痢、吐気・嘔吐など

「濃厚接触」の例文・用例

濃厚接触

濃厚接触を使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

●コロナに感染しないように、 濃厚接触は避けるべきだ。
濃厚接触してしまうと、感染する確率が高くなる。

SNSでの「濃厚接触」の使われ方

「濃厚接触」の類義語

濃厚接触の類義語は、特にありませんでした。

「濃厚接触」の対義語・反意語

濃厚接触の対義語は、特にありませんでした。