「同床異夢(どうしょういむ)」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「同床異夢」の意味とは
同床異夢(どうしょういむ)とは、同じ寝床に寝ても、それぞれ異なる夢を見ること。転じて、同じ立場やにありながら、考え方や目標が異なることを表す四字熟語です。
たとえば、職場では、同じ部署で協力し合いながら仕事をしていても、各違った考えや目標を持っていることもあります。
「同床異夢」の語源
「同床異夢」は中国の書物「陳亮‐与朱元晦書」から生まれた言葉です。これは南宋時代に中国の思想家・陳亮が論敵に送った手紙の中に出てくる、「寝床を同じくしても別の夢を見れば、たとえ優れた周公旦であっても、お互いの考えや意見は理解できない」という意味の言葉が由来となっています。
「同床異夢」の英語表現
同床異夢を英語で表すと次のような表現になります。
・We may sleep in the same bed, but we have different dreams.
・We live together but in different worlds.
[出典:英辞郎、Weblio和英辞典]
「同床異夢」の例文・用例
同床異夢を使った例文・用例を紹介します。
●いくら相方とは言え同床異夢なので、時には互いの考えをきちんと聞いて話し合うことが必要だ。
●今度の社長は先代とは同床異夢のようだ。
SNSでの「同床異夢」の使われ方
沖縄は、首里と島嶼部、エリート層と労働者、台湾と沖縄、日本本土と沖縄で同床異夢だから一枚岩じゃないっていうことを安田峰俊が言ってたぞ
— 水甘(みかも) (@mkm_mio) September 25, 2023
戦争も政治で(つまるところ国民性などといって日本人の天辺と底辺を一括できないのと同様)裏も表もあるんだよな~。明石大佐がレーニンを支援したって、共産主義に同感したわけじゃなく、満洲国も多士済々の同床異夢。戦争の大義はそんなこと微塵も考えない統制派が右翼巨魁の理想を借りただけかも? https://t.co/ubNgB0XoH1
— ホームシック (@permanent_sleep) October 1, 2023
「同床異夢」の類義語
同床異夢の類義語は「同床各夢(どうしょうかくむ)」です。意味は同床異夢と同じです。
「同床異夢」の対義語・反意語
同床異夢の対義語・反意語は「異榻同夢(いとうどうむ)」です。「環境や立場が違っても、同じ考えやゴールを持つ」という意味の四字熟語です。