「SAN値」とは?意味と例文が3秒でわかる!

2020-05-01

「SAN値」の意味

SAN値とは、正気度を数値化したものです。読み方は「さんち」です。

由来は、クトゥルフ神話を題材にしたテーブルトークRPG「クトゥルフの呼び声」です。このゲームのパラメーターの一つとして、SAN値が登場しました。

SAN値は、プレイヤーがどれだけ理性を保持しているか、どれだけ精神的ショックに耐えられるかを表します。

「テーブルトークRPG」とは?

テーブルトークRPGとは、数名の参加者達が架空のキャラクターを操り、「コミュニケーションや会話」と「ルールブックに記載されているルール」に従って物語やドラマを創造していくゲームです。

基本的に、コンピューターやゲーム機は使わず、鉛筆や数種類のサイコロ、ルールブック等の道具を使って遊びます。ゲームをする前にゲームマスターという司会者役を一人決め、シナリオが進行します。

略語は「TRPG」です。

「SAN値」の語源

SAN値の語源は、英語の「sanity」です。

「sanity」とは、「正気」を意味する名詞です。

「SAN値」の特徴

ゲームにおいては、話が進む中で、SAN値が減少することがあります。減少の程度によっては狂気に支配されます。

SAN値一度に減少しすぎると一時的な狂気に陥り、一定時間内に減少しすぎるとより長期的な「不定の狂気」に陥ります。

また、SAN値が下がれば下がるほど更なる狂気に陥りやすくなる仕組みになっています。抜け出せない悪循環がある、現実的なゲームです。

ゲーム以外に、SAN値は、動画の感想などにも使われます。例えば、あまりに常軌を逸した動画を見て「SAN値が削られた」などと表現することがあります。

「SAN値」の減少

TRPG「クトゥルフの呼び声」においてSAN値が下がる原因の例をあげます。

例えば、「めった切りにされた動物の死骸をみて驚く」、「人間の死体を見て驚く」、「目覚めたら棺桶の中に閉じ込められている」などのシチュエーションで下がります。

SAN値が減少すると、「気絶あるいは金切り声の発作」、「パニック状態で逃げ出す」、「肉体的なヒステリーあるいは感情の噴出」などの状態になります。

SAN値がゼロになると永続的な狂気に冒されてしまい、探索者としては復帰不可能、つまりゲームオーバーになります。例えば、「自殺」、「行方不明」、「隔離病棟送り」などの扱いになります。

なお、SAN値は回復もしますが、それはつまり「正気に戻る」ことです。

「SAN値」の例文・用例

SAN値を使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例
  • 俺のSAN値がピンチ!かなり削られた。
  • SAN値(正気度)が極度に減少して狂気に陥った。

SNSでの「SAN値」の使われ方

「SAN値」の派生語

SAN値の派生語に、「SAN値直葬」があります。

「SAN値直葬」とは、見たらSAN値を下げるものであるとして、タグなどに使われる言葉です。

「SAN値」の類義語

SAN値の類義語はありませんでした。

「SAN値」の対義語・反対語

SAN値の対義語は、「狂気」です。

「狂気」とは、精神が異常になり常軌を逸している状態のことです。