「青潮」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「青潮」の意味とは
青潮とは、海水中にプランクトンが大量発生し、死骸が分解される過程で海が青く変色する現象
という意味です。
水温が高い夏場に発生しやすく、特に内湾や湾奥で見られます。
青潮の原因となるプランクトンは、主に「渦鞭毛藻」と呼ばれる種類です。
栄養が豊富な海水中で大量に発生し、海底に沈んだ死骸はバクテリアによって分解されます。
この死骸が分解される過程で、大量の酸素が消費されるため、海底付近では酸素欠乏状態が発生します。
青潮は釣りへの影響が大きいですが、人体にも悪影響を与えることがあります。
青潮が発生している海域では、安全対策を十分に講じて、釣りを楽しみましょう。
「青潮」が釣りに与える影響
青潮が発生すると、魚に対し、酸素不足による呼吸困難やプランクトンによる餌不足、水質悪化によるストレスなどの悪影響が発生します。
これらの影響で、魚の活性が低下し、釣果が大きく落ち込むことがあるため注意が必要です。
特に、プランクトンを餌とする魚や、海底付近に生息する魚は、青潮の影響を受けやすくなります。
「青潮」の中での釣果アップ
青潮の中でも魚を釣り上げるためには、以下のような戦略が有効です。
ポイント選び
青潮の時は、潮通しが良く、酸素濃度が高い場所を選びましょう。
青潮の影響を受けにくい水深のある場所を選んだり、プランクトン以外の餌を求める魚を狙ったりするのも、釣果アップにつながります。
釣り方
青潮の時は、ルアー釣りでは、表層や中層を狙います。
エサ釣りでは、活き餌や匂いの強いエサを使うとよいでしょう。
ボトム付近を狙う釣り方は避けた方が無難です。
時間帯
朝夕など、水温が比較的低い時間帯に釣りましょう。
「青潮」の注意事項
青潮は、時として人体にも影響を及ぼします。
青潮が発生している海域では、以下の点に注意が必要です。
酸素欠乏
長時間海に入る場合は、酸素ボンベなどの安全装備を着用しましょう。
異常を感じたら、すぐに海から上がります。
水質悪化
青潮に触れた後は、皮膚をよく洗い流しましょう。
目や口に入った場合は、すぐに水で洗い流します。
船釣り
船釣りでは、エンジンが海水を取り込む場所を注意し、換気を十分に行うよう心がけましょう。
「青潮」の例文・用例
青潮を使った例文・用例を紹介します。
●青潮の影響なのか、魚が水面まで上がってきている。
●青潮の発生状況は、各都道府県の水産試験場で確認できます。
SNSでの「青潮」の使われ方
夕方の江戸川放水路、ウキ釣りでハゼ40匹、そよ風が気持ち良い。大切にしたい水辺です!明日以降、青潮注意です。気温低下も予想され上・下層の対流が起きやすいかも。干潟は溶存酸素が確保され易い場所で、青潮時に生きものが緊急避難出来る。干潟を整えることは青潮対策(生物多様性の保全)にも繋がる pic.twitter.com/9ugowiwf7D
— 三番瀬フォーラム (@sanbanzeforum) September 2, 2023
最近の堀割川は全く釣れません。
ここ1ヶ月エイだけ・・・
昨日は赤潮でハゼが沢山死んで浮かんでました。
今日は青潮で空気を求めて小魚が沢山浮いてます。
釣りはおすすめできません。 pic.twitter.com/CuBODkPQDp— 堀割川の釣り人 (@horiwari_f) August 8, 2022
「青潮」の類義語
青潮の類義語はありませんでした。
「青潮」の対義語・反意語
青潮の対義語・反意語はありませんでした。