「スロープ」とは?意味と例文が3秒でわかる!

「スロープ」の意味とは

スロープとは、ゴルフコースの難易度を示す指標という意味です。

コースレートと併せて用いられ、スクラッチゴルファーとボギーゴルファーの相対的な難易度を表します。
スロープレーティングは、55から155の範囲で表され、数字が大きいほど難易度の高いコースとなります。
標準的な難易度のコースのスロープレーティングは113であり、130以上であれば非常に難しいコースとなります。

「スロープ」の語源

スロープの概念は、1980年代にアメリカのゴルフ協会(USGA)が提唱しました。
その当時は、ゴルフコースの難易度の指標として、コースレートが一般的に用いられていました。
しかし、コースレートはスクラッチゴルファーの平均スコアを基に算出されるため、アベレージゴルファーにはわかりずらいという問題がありました。
そこでUSGAは、スクラッチゴルファーとボギーゴルファーの相対的な難易度を示す指標として、スロープを開発しました。
コースレートと併せて用いることで、より客観的にゴルフコースの難易度を把握できます。

「スロープ」の歴史

スロープが日本に導入されたのは、1990年代です。
その後、日本ゴルフ協会(JGA)がスロープシステムを採用し、ゴルフコースの難易度を示す指標として広く知られるようになりました。

「スロープ」の算出方法

スロープレーティングは、以下の計算式で算出されます。

スロープレーティング = (スクラッチゴルファーの平均スコア – ボギーゴルファーの平均スコア) / (ボギーゴルファーの平均スコア) × 100

「スロープ」の活用方法

スロープレーティングは、ゴルフコースを選ぶ際の参考になります。
スロープレーティングが高いコースは難易度が高いため、自分の実力に合ったコースを選ぶ際の基準ともなるでしょう。
また、スロープレーティングは、自分のスコアを客観的に把握する際にも役立ちます。
スロープレーティングの高いコースで高いスコアを出せば、それだけ自分の実力が向上していることを意味するからです。

地形の傾斜としての「スロープ」

そのほか、スロープは「地形の傾斜」を表し、ゴルフ用語以外でも広く使用されています。
地形の傾斜は、水平方向の距離に対する垂直方向の距離の比率で表されます。
ゴルフでは、地形の傾斜がショットに与える影響は大きく、スイングやアドレスに注意が必要です。
アップスロープ、ダウンスロープなどの地形の傾斜を考慮してショットを打つことで、より良い結果を出せます。

「スロープ」の例文・用例

スロープを使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

スロープが低いコースは、比較的簡単にプレーできます。
●高いスロープのコースは、難易度が高いものです。

SNSでの「スロープ」の使われ方

「スロープ」の類義語

スロープの類義語はありませんでした。

「スロープ」の対義語・反意語

スロープの対義語・反意語はありませんでした。

ゴルフ用語

Posted by 伊藤優依