「初献」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「初献」の意味とは
初献とは、宴会や会食などのときに、神仏や祖先に感謝の気持ちを込めて最初に飲むお酒のことです。
宴会や会食の始まりを告げるものであると同時に、宴会や会食を盛り上げるものとして捉えられています。
初献の種類は、地域や季節によってさまざまです。一般的には、清酒、焼酎、ビール、ワインなどが初献として用いられます。また、おつまみやお菓子などが添えられることもあります。かつては初献の肴として雑煮が出されていました。お正月のお祝いに雑煮をいただくのはこの名残とされています。
「初献」の語源
初献は古代中国の礼制に由来しています。古代中国でも、宴会や会食のときに、最初に酒を飲むことを「初献」と呼んでおり、宴会や会食の始まりを告げると共に神や祖先に感謝の気持ちを示すものでした。
日本では、古代中国の礼制の影響を受けて、初献の習慣が生まれました。
「初献」の関連語
初献・二献・三献と肴の膳を替えて酒を3回繰り返すことを「三献」と言います。これは日本の正式な饗宴で行われた儀礼的な酒宴の作法で、現在神前式や仏前式の婚礼で行われる三三九度はこれをひき継いだものとされています。
「初献」の例文・用例
初献を使った例文・用例を紹介します。
●乾杯の挨拶をしてから初献をいただいた。
●初献に清酒を飲み、会は賑やかにスタートした。
SNSでの「初献」の使われ方
平安時代から見られるが、次第に様式がととのえられ、室町時代に「式三献」の語が用いられるようになった。こんにち神前式や仏前式の婚礼で行う三三九度はこれをひき継いだものとされる。また、主に初献の肴として雑煮を用いたが、正月の祝い膳に雑煮を用いるのはこの名残
#unison1134— めぐみ☕️ (@kaihi_019) January 6, 2016
懐石料理にはある程度の型がある。初献においては、まず飯椀と汁椀の蓋を取る。飯を一口食し、汁に移る。飯と汁は交互に食べる。汁は吸いきった後っ蓋をする。箸を折敷の縁をかけおいた頃合いで、主人が初献に回ってくる。
— yu-rashia (@eurashiahoshi) October 12, 2016
「初献」の類義語
初献の類義語は「一献」です。初献は、神や祖先に感謝の気持ちを込めて、お清めをしてから飲むお酒であるのに対し、一献は、単に宴会や会食で最初に飲むお酒のことを指します。初献は、神酒や清酒などの清いお酒を、一献は、ビールや焼酎などの濁ったお酒を飲むことが多いです。
「初献」の対義語・反意語
初献の対義語・反意語はありませんでした。