「うま味」とは?意味と例文が3秒でわかる!

「うま味」の意味とは

うま味とは、アミノ酸や核酸などの成分に由来する味の種類のことです。甘味、酸味、塩味、苦味と並ぶ基本味のひとつで、食べ物のおいしさにおいて重要な役割を担っています。

「うま味」はいつ頃から知られるようになった?

1908年、東京帝国大学・池田菊苗博士は、日本人が古くから料理に使っていた昆布だしのおいしさの正体がグルタミン酸であることを発見し、その味を「うま味」と名づけました。
これは、感覚的なおいしさの程度を表す「旨味」とは区別されています。
1913年には、池田の弟子である小玉新太郎博士によって、鰹のうま味成分がイノシン酸であることが解明されました。
さらに1960年には、ヤマサ研究所の国中明らによって、イノシン酸の研究の延長で、キノコのうま味がグアニル酸であることが明らかになりました。

1985年に開催された「第1回うま味国際シンポジウム」をきっかけに、国際的に”UMAMI”という言葉が知られるようになりました。
ただ、西洋でうま味が基本味として認められるようになったのは、2000年にアメリカのニウダ・チャウダリ教授によって、舌にうま味を感じる受容体が発見されてからのことでした。
今では世界中でうま味の研究が行われています。

「うま味」を構成している成分

うま味を構成している成分は主に次の3種類です。

・グルタミン塩酸(アミノ酸のひとつ)
昆布の他、味噌、醤油、チーズといった発酵食品や、トマトや白菜、玉ねぎなどの野菜にも含まれています。

・イノシン塩(核酸の一種)
肉や鰹節をはじめとする魚に多く含まれています。

・グアニル酸(核酸の一種)
干し椎茸などのキノコ類に多く含まれています。

「うま味」の例文・用例

うま味

うま味を使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

うま味調味料は料理のおいしさを引き立ててくれる。
うま味を活用して減塩になるよう工夫している。

SNSでの「うま味」の使われ方

「うま味」の類義語

うま味の類義語はありませんでした。

「うま味」の対義語・反意語

うま味の対義語・反意語はありませんでした。

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Posted by 亜樹南川